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今回は、我が子同然の作品に対する教育方針です。
苦労の末にようやく完成した作品ですから、質が
高かろうと低かろうと愛情とこだわりを感じるのが
作者ですよね。
だから、トンチンカンな批評をされると腹が立ちます
し、よりよい作品にできないものかと試行錯誤を重ね
てしまいます。
我が子同然に、出来が悪くても可愛いものの、より
立派な作品に育ってくれと願うのは当然のことです。
作品が我が子同然であるなら、親として子供をどう
教育すればいいのでしょうか。
大概の親は、他人に迷惑をかけるな、と言います。
でも、本当はそれだけではダメでして、他人や社会
の役に立つ人間になりなさいと教えるべきでしょう。
ならば、他人の役に立つ作品にしなくてはなりません。
作者の主義主張がどうであろうと、読者になってくれ
た人に感動を与え、心の芯から楽しませる作品へと
成長させなくてはいませんね。
子供に教育が出来ない人は親になる資格がありませ
んよね。子供を産んではいけない人です。
アマチュアだからといって、読者という存在を意識して
いないようでは、良い作品にならないのです。
あなたの作品は、親として最低限のしつけはできてい
ますか。
ちゃんとしつけができている子供だけが文学賞に入選
できるのですよ。