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今回は、作品をあらすじにしない方法についてです。
あらすじは専門用語でシノプスといいます。
文学賞に応募するさいにはあらすじの添付が求め
られますが、シノプスと記したほうがいいでしょうね。
それだけで、レベルの高い作者だと認識してもらえ
るでしょう。
ところで、作品全体がシノプスそのものという作者が
非常に多いですね。小説というよりも、小説のあらす
じを書いただけの作品が多いのです。
昔々、お爺さんとお婆さんがいました。お爺さんは山
へ芝刈りに、お婆さんは川へ洗濯にいきました。。。
これは誰もがご存知の桃太郎です。
でも、じつは桃太郎のシノプスです。ストーリーを紹介
しただけですよね。
桃太郎を小説化するには、老夫婦の生活状況や桃太
郎が生まれたときの心理など、描写をふんだんに盛り
込まなくてはなりません。
また、主人公である桃太郎が鬼退治に行く動機や決意
なども入れませんと、いかにも不自然です。
鬼がどれほどの悪さをしたのか。そういう場面がありま
せんと、桃太郎の一行は、単なる強盗団になってしま
います。
桃太郎の性格を表現する台詞や行動も不可欠ですね。
でも、なぜかシノプスを書いただけで小説を書いたと
勘違いしている人が多いのです。
やはり、人物を描くのが最大の目的でなければなりま
せん。ストーリーばかりを追いかけてしまいますから、
シノプスになってしまうのです。
心当たりのある人は、今すぐに改めてくださいね。