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今回は、文学賞における第一次選考の突破法
についてです。
これまで何度も述べてきましたが、文学賞の応募
作品のうち8割までが論文です。
主人公を作者の分身もしくは代理人に仕立てて、
作者の主義主張を展開するスタイルですね。
あなたは読書をするとき、そういう作品を選ぶので
しょうか。
子竜は、純粋に物語を楽しみ、感動したり泣いたり
したいのです。
第一次選考とは、そういう勘違い作品を排除する
ために、ちょうど2割程度を残すこととされています。
つまり、第一次選考に残らない理由とは、作品の
どこかに作者の主張が見え隠れしているのです。
主人公の言動は、物語の中での立場や地位や状況
によって決定されるべきであって、作者の主義主張
など関係ありません。
どうしても主義主張を展開したい人は、小説ではなく
ビジネス書や自己啓発本を書いたほうがいいでしょうね。
勘違いは直ちに改めてください。