リアルさを求めて | 小説の書き方教えます

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現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

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今回は、作品のリアルさについてです。




小説である以上は、少なからずフィクションの部分

があるものです。たとえノンフィクション作品に分類

されるものであったとしても、すべての登場人物を

実名で記述するのは、名誉毀損問題などが発生し

ますので、不可能でしょう。


よって、どこかに作り話の要素が入ります。


そこで、作り話の部分を、さも実話のように読者へ

伝えなくてはならないのですが、読者のほうも実話

の中に入ってゆくような陶酔を求めているのが読書

というものです。




問題になるのは、どこまでリアルに表現すべきか

という点でしょうか。


殺人の場面においてはあまりにリアルな描写ですと

読むに耐えない凄惨なものになりますし、簡易すぎ

るとその場面を想像しにくくなってしまいます。


また、リアル過ぎる描写は、読者の想像する権利を

奪ってしまいますので、程度こそが大切なのでしょう。




では、どの程度がちょうどいいのか。


場面によって程度を変化させるのがいいでしょうね。


アクション場面はリアルに、それ以外は簡素に、などの

変化があるといいでしょう。


常にリアルな描写を心がける気持ちがある上での調整

ですので、間違えないようにしてくださいね。