もの足りないと感じたとき 2 | 小説の書き方教えます

小説の書き方教えます

現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

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今回は、前回に引き続き、もの足りないと感じた

ときの修正方法についてです。




書き上げた後に、作品にもの足りなさを感じる

もうひとつの大きな理由は、人物描きの不足

です。


人物が魅力的に描ききれていない場合、ストー

リーの進行ばかりが目立ってしまいます。


そういう作品になってしまいますと、登場人物の

ほとんどが無機質なロボット的で、血の通った

人間とは感じられなくなります。


もちろん、読者からの共感などゼロでしょうね。




この場合の修正方法は、主要な登場人物ごと

にストーリー本編と少しだけ関連のあるエピソード

を挿入することです。


本編では真面目一点の主人公でも、失敗談を

入れることで、読者の共感度はグッと増すでしょう。


ただし、規定枚数をオーバーしてはならない文学

の応募作品では、やはりプロットからやり直す

しかありませんね。




結論として、プロットのまずさとプロットを組むため

の設定のまずさが原因だといえるでしょう。


なにげなく書きはじめるクセを止めて、自分では

修正できないほどのプロットを完成させてから、

書き始める習慣にしましょう。


あなたの作品が見違えるくらいになりますよ。