ネタがないときの執筆 | 小説の書き方教えます

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現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

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今回は、ネタ探しについてです。




プロになりますと、ネタ切れなど許されません。

財布の中身に直結しているからです。


では、実際にネタがないときは、どうするのか?


探すしかないですね。




常にネタがないとぼやいている人の共通点は、

とにかく、ネタ集めの姿勢がまったく感じられない

ところでしょうか。


何をするにも何処へ行くにも、作者としての意識

を持ち合わせていないので、絶好のネタが転がっ

ていても見落としてしまうのです。




たとえば、新聞という文章の洪水のようなものを

眺めても、原発に関心があれば、原発、という

単語をいとも簡単に発見できます。


要は、意識のアンテナを常に張っておくことが

重要なのです。




ハワイへ旅行に行ったとすると、一般人と作者

とでは見える景色が違うはずです。


喫茶店で隣のテーブルから聞こえてくるなにげ

ない会話でも、世の中の人が何を話題にして

いるのか知ることはできるでしょう。


新聞のお悩み解決欄でも、夫の暴力に悩む主婦

を、気の毒で可哀想だけで済ませるのか、ネタと

して考えてみるのかの違いなのです。




人間がこの世に存在する以上、ネタが尽きること

などありません。昔から使い古されたネタだって、

時代が変われば新鮮なネタにもなり得ます。


ネタは身近にいくらでも転がっています。


そういう珠玉の原石を、磨いて立派な小説にする

のがあなたの役目なのです。