還暦からの執筆開始 | 小説の書き方教えます

小説の書き方教えます

現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

※お待たせしました。タイトル下の5つのコンテンツが

ご利用いただけるようになりました。


※添削をご希望の方は、必ず「添削希望の方へ

お読みになった上で、お申し込みください。


今回は、還暦からの執筆についてです。




団塊の世代が定年を迎えています。


定年後の趣味として、小説の執筆が人気なので

すが、子竜の教室でも還暦世代の方が多いです。


元の職業はさまざまですが、自分史を小説ふうに

まとめておきたいという希望があるのでしょう。




子竜がプロデビューしたのは、40歳のときです。


20歳ころから少しずつ書いてはいたのですが、

まともな作品を書けるようになったのが40歳な

のです。


しかし、20年掛かったという意味ではなく、40歳

という、世間のあらましや仕組みの全体像が理解

できるようになったから、まともになったというわけ

なのです。




近年、19歳とかで芥川賞を受賞する人が出てき

ました。


でも、その後が鳴かず飛ばずなのは、人生経験

の不足が原因ではないかと思うのです。


ですから、還暦世代であっても堂々と書いてほしい

と思います。むしろ、人生経験の豊かなところを生

かして、若い人には書けない奥深さを表現してほ

しい。




70歳でプロデビューした人が、かつて言いました。


「悔しかったら、歳をとってみろ」と。