テーマ不在な小説 | 小説の書き方教えます

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現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

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今回は、テーマ不在な小説についてです。




面白そうなストーリーを思いついたとか、凄い

トリックを考えたというだけで書き出してしまう

人がいます。


それでも面白くは読めるのですが、読後の後味

という点では、物足りない作品との評価が待って

いるでしょうね。




小説は面白いだけではダメで、読者が共感でき

る部分がないと、その場限りで終わってしまう

楽しみでしかないのです。


もっと、読者という存在を重視しないと、読者は

すぐに浮気をします。


アメリカの離婚裁判では、相手に愛してると毎日

何回言ったかが問題視されるように、小説の作者

は読者に対して、何回愛を送ったかが問われます。


つまり、読者にとって、愛してくれない作者の作品

なんて二度と読むか、になってしまいます。




テーマのない作品を書くのも、ある作品を書くのも

手間は同じです。手抜きをすべき点ではありません。


明確なテーマこそ読者を引き付ける。


それを肝に銘じてくださいね。