冒頭は大胆に | 小説の書き方教えます

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当ブログは小説の書き方について述べている

ものですが、小説を書く人も書かない人にも、

か参考になればと考えております。


今回は、書き出しの部分の考察です。




アマチュアの方の多くの作品の欠点として、

冒頭部分の弱さがあります。


恐る恐るスタートしたという感じの作品が多い

ですね。


無難な言葉ばかりを並べ立てて、しかも穏やか

な風景描写から入るなど。。。




たしかに、超有名な作家たちの作品にはそう

いう出だしは多くなっています。


しかし、超有名になったからやってもいいことで

あって、無名の人が真似ても同じ味にはなりま

せん。


なぜインパクトのある冒頭を書かないのでしょうか。


本当は目立ちたいくせに、目立たない書き出し

なのは、どういう理由なのでしょうか。




冒頭で、次のことは禁止しましょう。


どうしても書きたいのなら、少し後で記述しましょう。


のどかな感じの風景描写。

主人公の履歴書的な説明。

主人公を取り巻く人間関係。


これらを省くと、どうなるでしょうか。


登場人物の行動もしくは発言などしかないように

思えますが、逆に、冒頭へ入れてほしいものが

あります。


謎です。


大胆な謎を提供して、読者を引き込みましょう。

大胆な謎でなくてもよく、謎の提供の仕方が大胆

であればいい。




とにかく、消極的な冒頭の滑り出しだけは禁物です。


大胆に、より大胆に、目一杯目立って見ましょう。