主人公の言動 | 小説の書き方教えます

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現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

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当ブログは小説の書き方について述べている

ものですが、小説を書く人も書かない人にも、

か参考になればと考えております。


今回は、主人公の言動についてです。




主人公に限らず、登場人物の言動は作者の

都合次第であってはなりません。


どのような言動が正しいのかといえば、その

人物の社会的な地位や年収や性格などに

よって決定されるべきなのです。


地位や年収によって、飲みに行くにしても、

行く店の格が違うでしょう。着ているものも

違ってきますよね。




よくある間違いは、登場人物のすべてが作者

と同程度のレベルに置いてしまうことです。


そのために、どの人物も同じような性格ですし

作品が変わっても同じような人物ばかりになっ

ています。


その大きな理由は、とくに主人公を作者の分身

に仕立てているからで、登場人物の誰であって

も、作者の分身にしてはなりません。


別の世界の別の人たちなのです。




文学賞の応募で一次選考にすら残れない人は

この点に注意を払ってみましょう。


バラエティに富んだ人物たちの登場こそ、作品

を華やかにしてくれるのです。


あなたが100人登場したら、審査員をウンザリ

させるだけでしょうね。