脇役こそ小説の命 | 小説の書き方教えます

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現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

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当ブログは小説の書き方について述べている

ものですが、小説を書く人も書かない人にも、

か参考になればと考えております。


今回は、脇役についてです。




ともすれば主人公のみにスポットライトを当て

がちですが、面白い小説には必ず魅力的な

脇役が登場しています。


ある意味、主人公よりも脇役のほうが印象深い

かもしれません。




脇役の役割で適切なのは、主人公を助ける

ものではなく、むしろ強すぎるライバルのほう

が面白くなります。


尋常な手段では主人公が勝てない脇役こそ

物語を面白くしてくれるでしょう。




主人公が善人であるならば、脇役は対極に

いる悪役になります。


価値観が絶対に交じり合うことのない存在

だからこそ、脇役なんですね。




作者の一方的な価値観のみで進められる

物語よりも、対極的な価値観も導入する

ことによる小説の深みは、読者にとって

素晴らしいものなのです。


名脇役を登場させましょう。