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当ブログは小説の書き方について述べている
ものですが、小説を書く人も書かない人にも、
何か参考になればと考えております。
今回は、脇役についてです。
ともすれば主人公のみにスポットライトを当て
がちですが、面白い小説には必ず魅力的な
脇役が登場しています。
ある意味、主人公よりも脇役のほうが印象深い
かもしれません。
脇役の役割で適切なのは、主人公を助ける
ものではなく、むしろ強すぎるライバルのほう
が面白くなります。
尋常な手段では主人公が勝てない脇役こそ
物語を面白くしてくれるでしょう。
主人公が善人であるならば、脇役は対極に
いる悪役になります。
価値観が絶対に交じり合うことのない存在
だからこそ、脇役なんですね。
作者の一方的な価値観のみで進められる
物語よりも、対極的な価値観も導入する
ことによる小説の深みは、読者にとって
素晴らしいものなのです。
名脇役を登場させましょう。