真っ先に考えるべきこと | 小説の書き方教えます

小説の書き方教えます

現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

※お待たせしました。タイトル下の5つのコンテンツが

ご利用いただけるようになりました。



当ブログは小説の書き方について述べている

ものですが、小説を書く人も書かない人にも、

か参考になればと考えております。


今回は、執筆以前の話です。




作品作りに取り組むに際して、真っ先に考える

べきことは、テーマです。


ただ単にストーリーを追いかけただけの作品は

読後に何も残りません。


まずは、テーマを掲げ、それに見合った主人公

の人物像を決定しましょう。執筆作業はそれから

ですね。




テーマは「家族愛」でも「男女の葛藤」でも、「上司と

部下との間の憎しみ」でも何でもかまいません。


つまり、ストーリーを通じて何を訴えたいかという

ことでして、題名タイトルとも別のものです。




明確なテーマのない作品は、文学賞の選考に通る

ことなどまずありません。


朝起きて朝食を食べてから会社へ行き、退社後に

帰宅して、風呂に入って夕食を食べてから寝る。


こういう平凡な一日を描いた作品があったとして、

あなたが審査員なら一票を投じるでしょうか。


投じませんよね。何を言いたい作品なのか、わか

らないからです。




面白いストーリーを思いついたから、さっそく書いて

みる。なんてことを繰り返していても、何にもならな

いことを理解しましょう。


面白かったという意識が読者に残るのは、読み終え

た直後だけです。余韻を残すためにも、テーマは

最初に明確に。