過保護はいけません | 小説の書き方教えます

小説の書き方教えます

現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

※お待たせしました。タイトル下の5つのコンテンツが

ご利用いただけるようになりました。



当ブログは小説の書き方について述べている

ものですが、小説を書く人も書かない人にも、

か参考になればと考えております。


今回は、ストーリーの中での主人公の扱いです。




生徒さんなど多くのアマチュアさんの作品を読んで

きましたが、共通した欠点として、主人公の過保護

があります。


なんでも上手く行き過ぎる傾向があって、展開が

読めてしまうのです。


先がわかっている小説ほど、読みたくないものは

ありませんね。歴史小説の展開は別ですが。。。




なぜ過保護にするのでしょうか。


主人公はイジメの対象でなくてはなりません。

これでもか、とイジメ抜いても、自殺する心配だけ

はありませんから、遠慮することなどありませんよ。


順調に運んでいても、あるとき交通事故にあう。

取引会社が倒産して、連鎖倒産してしまう。


などなど、苛めないと主人公の成長もあり得ない

でしょう。




運をいいほうに使ってはならない。


これは面白い小説の鉄則です。間違っても、偶然

会った人に助けられてはならないのです。


お金に困っている主人公がジャンボに当たって

ハッピーエンドなんて、バカらしくて読んでられま

せんよね。


いくら現実にあった話だとしても。。。




過保護はやめましょう。


読者も予期しないほどの不運に主人公を置いて

みましょう。


そこからが物語のスタートです。