似て非なるもの | 小説の書き方教えます

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当ブログは小説の書き方について述べている

ものですが、小説を書く人も書かない人にも、

か参考になればと考えております。


今回は、似て非なるものの描き分けについてです。




仙台と名古屋は、行ってみると随分雰囲気が違い

ます。蔵王と桜島もまったく違いますよね。


アメリカ人とイギリス人はどうでしょうか。白人同士

ですが、印象はかなり異なります。




しかし、その違いをちゃんと描き分けられなくては

文章上手とはいえませんね。


町並みの描写をしたとしても、どこも同じだとすれば、

読者はガッカリするでしょう。読み飛ばされるために

書くようなものですね。


描き分けるには、特徴を把握しないといけません。


その場所やその民族にしかない特徴をつかんで

誇張気味に描かなくてはならないのです。




イギリス人は、実利よりも名誉を重んじます。アメ

リカ人はおおむねその逆です。


蔵王と桜島はともに雄大な火山ですが、蔵王は

連山の中の親分肌ですが、桜島は一匹狼の

荒々しさを象徴しています。




このように、似ているものを描き分けるのは大変

でしょうけれど、ちゃんと描き分けれれば、読者

の好感度は確実にアップします。


こういう部分こそ手を抜かないでください。