小説のスパイス | 小説の書き方教えます

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現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

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当ブログは小説の書き方について述べている

ものですが、小説を書く人も書かない人にも、

か参考になればと考えております。


今回は、小説の味付けにおけるスパイスの話です。




あなたは料理をするとき、スパイスをどのような

理由で使っていますか。


スパイスは単なる味付けのために使うのではなく

塩分や甘味の代用として使うほうが素材の味が

生きてきます。


調味料とスパイスを両方ふんだんに使いますと

後味が悪くなってしまいます。




小説でも同じことが言えます。


登場人物のキャラクターメイクが調味料とすれば

スパイスとなるものは、それを補填するもので

なくてはいけません。


たとえば、幼少の頃のエピソードなどですね。


これを挿入することでキャラクターへの近親感

が湧いたり、本編では描ききれない人物像を

読者へ提示できるのです。




ですが、スパイスの多用はダメですよ。料理と

同じ理由で却下ですね。


逆にスパイスをまったく用いない小説も味気ない

ものです。


すぐれた料理人が調味料とスパイスの相乗効果

を演出するように、小説の作者たる者は、スパイス

をもっと研究すべきなのです。