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当ブログは小説の書き方について述べている
ものですが、小説を書く人も書かない人にも、
何か参考になればと考えております。
今回は、小説のリズム感についてです。
小説の執筆はもの静かな行為ですので、激しい
場面の描写などはしにくいものです。
心が平穏なときに、ハラハラドキドキする場面を
ちゃんと描けるかどうか、疑問に思いませんか。
そのために、読書よりも映画を観ましょうとお伝え
したのですが、実行されているでしょうかね。
「静」な場面があるから「激」な場面が生きてきます。
その逆もしかりです。
冒頭からエンディングまで同じ調子の小説など、
読む気にはなれません。
音楽にたとえますと、音の高さと長さに加えて音量
という要素があります。もしも3つの要素がずっと
同じ音楽があったとしたなら、雨だれの音をずっと
聞いているようなものですよね。
あなたが作品に物足りなさを感じていて、その正体が
どうしてもわからないなら、きっとリズム感の欠如だと
思います。
場合によってはストーリーの変更も必要でしょうけれど
修正するだけの価値はあるはずです。