緩急自在に | 小説の書き方教えます

小説の書き方教えます

現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

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当ブログは小説の書き方について述べている

ものですが、小説を書く人も書かない人にも、

か参考になればと考えております。


今回は、小説のリズム感についてです。




小説の執筆はもの静かな行為ですので、激しい

場面の描写などはしにくいものです。


心が平穏なときに、ハラハラドキドキする場面を

ちゃんと描けるかどうか、疑問に思いませんか。


そのために、読書よりも映画を観ましょうとお伝え

したのですが、実行されているでしょうかね。




「静」な場面があるから「激」な場面が生きてきます。

その逆もしかりです。


冒頭からエンディングまで同じ調子の小説など、

読む気にはなれません。


音楽にたとえますと、音の高さと長さに加えて音量

という要素があります。もしも3つの要素がずっと

同じ音楽があったとしたなら、雨だれの音をずっと

聞いているようなものですよね。




あなたが作品に物足りなさを感じていて、その正体が

どうしてもわからないなら、きっとリズム感の欠如だと

思います。


場合によってはストーリーの変更も必要でしょうけれど

修正するだけの価値はあるはずです。