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当ブログは小説の書き方について述べている
ものですが、小説を書く人も書かない人にも、
何か参考になればと考えております。
今回は、ストーリーの組み立てに必要な接着剤
の話です。
何かのキットを組み立てるとき、必ずネジか接着
剤が必要ですよね。それがないと、バラバラな
部品のままです。
部品はあくまでも部品でしかなく、よほどレアな
ものでない限り、価値が生じません。
たとえば、推理小説に使ったなら世間がアッと
驚くほどのトリックを考え付いたとしても、小説
という形にしなければ価値は生まれませんよね。
本気で完全犯罪を狙うのでない限り、何の価値も
ないのです。
かといって、そのトリックを小説の中でどう生かす
のか、と考えたとき、接着剤の必要性を感じる
ことでしょう。
この場合の接着剤とは、犯人がトリックを考える
に至った経緯や、ヒントなどです。高校を中退した
犯人が高度な科学知識を駆使するなんていう
違和感のある小説にしないためにも、接着剤を
用いましょう。
例として、冒頭からオウムによる地下鉄サリン
事件のテレビ報道場面を流すなど、方法は
いくらでもあります。
接着剤を充分に活用してください。