プロットの重要度 | 小説の書き方教えます

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現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

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当ブログは小説の書き方について述べている

ものですが、小説を書く人も書かない人にも、

か参考になればと考えております。


今回は、プロットの重要度についてです。




プロットとは、小説をストーリーの段階ごとに分解

したパーツ(部分品)のことです。


これを執筆の前に詳細なまで煮詰めるのですが

プロの中にはプロットを重視しない人もいます。


ちなみに、子竜も重視はしません。




プロットを重視しない理由としては、まだ書き慣れ

ていない新人の頃は重宝したものの、慣れてきま

すと逆に足かせになることがわかってきたからです。


執筆の途中に予定変更したくなるのは、よくある

ことです。こうすればもっと面白くなる、なんていう

のは多いですね。


だから、プロットに全力を傾けない。傾けても無駄に

なるのを知っているからなのです。




では、最初から変更の必要のないプロットを組める

かといえば、答えはノーですね。


原稿を書いているうちに、主人公は成長しますし、

独り歩きをはじめます。作者の分身ではありません

から当然ですよね。


すると、プロット組みの段階では見えなかったものが

見えてくるのです。また、そうあるべきだと思います。




ですから、初心者のうちはプロットを絶対厳守した

ほうが楽なのですが、書き慣れてきたなら、全体の

詳細な設計図ではなく、イメージ図として捉えるほう

がいいと思いますよ。


予定変更は大歓迎、という気持ちで書いてみましょう。