最初に謎ありき | 小説の書き方教えます

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現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

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当ブログは小説の書き方について述べている

ものですが、小説を書く人も書かない人にも、

か参考になればと考えております。


今回は、書き出しの謎についてです。




謎というと、推理小説を思い浮かべるかもしれ

ませんが、どのジャンルの小説でも、冒頭に謎

のない作品は読者を牽引する力に欠けます。


つまり、先を読みたいという欲求を喚起させられ

るかどうかが勝負なのです。


恋愛小説だって、急に彼氏が冷たくなった、とか

携帯電話のメールに返事が返ってこなくなったと

いう状況からスタートしますと、読者はアレコレ

勝手に想像しながら読み進めてくれるのです。




純文学にても、謎は重要です。


友人間や家族間の確執に隠されている謎など、

作品に深みをもたせてくれます。




些細な謎の積み重ねが大きな謎として成長し

クライマックスで一気に解決する。


こういうパターンが理想なのです。


あなたの作品の構成要因を見つめなおしてみましょう。

名作になる要素がいっぱい詰まっているはずです。