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当ブログは小説の書き方について述べている
ものですが、小説を書く人も書かない人にも、
何か参考になればと考えております。
今回は、書き出しの謎についてです。
謎というと、推理小説を思い浮かべるかもしれ
ませんが、どのジャンルの小説でも、冒頭に謎
のない作品は読者を牽引する力に欠けます。
つまり、先を読みたいという欲求を喚起させられ
るかどうかが勝負なのです。
恋愛小説だって、急に彼氏が冷たくなった、とか
携帯電話のメールに返事が返ってこなくなったと
いう状況からスタートしますと、読者はアレコレ
勝手に想像しながら読み進めてくれるのです。
純文学にても、謎は重要です。
友人間や家族間の確執に隠されている謎など、
作品に深みをもたせてくれます。
些細な謎の積み重ねが大きな謎として成長し
クライマックスで一気に解決する。
こういうパターンが理想なのです。
あなたの作品の構成要因を見つめなおしてみましょう。
名作になる要素がいっぱい詰まっているはずです。