心理を描写する | 小説の書き方教えます

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現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

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当ブログは小説の書き方について述べている

ものですが、小説を書く人も書かない人にも、

か参考になればと考えております。


今回は、心理描写についてです。




風景や人物とは違って、心理は形がないだけに

リアルな描写はできません。


自然と比喩が多くなるのですが、的外れな比喩

にならないよう気をつける必要があります。




しかし、それ以前に、アマチュアの方の作品に

みられる大きな欠点として、そういう感情に至った

理由の欠如が挙げられます。


なぜか、作者が日頃に当然と思っている感情を

作品の中でも当然のものとしてしまい、理由を

記述しなくなっているのです。


あなたの当然は、みんなの当然ですか?


誰もが怒るだろうという場面でも、実は腹を立てる

人はあなただけかもしれません。


でも、ちゃんとした理由が記述されているなら、

誰もが納得してくれるでしょう。




心理をより正確に描写するには、どうしても人生

経験がものをいいます。


文章のテクニックを磨くよりも、多くの人と交流して

人間というものをより深く観察しましょう。


あなたの当然が、当然でなくなるかもしれませんよ。