読者という存在 | 小説の書き方教えます

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現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

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当ブログは小説の書き方について述べている

ものですが、小説を書く人も書かない人にも、

か参考になればと考えております。


今回は、読者という存在についてです。




何度も書いていることなのですが、読者という

存在を無視した作品は、小説とは呼べません。


それは単に自己満足の世界であって、書けば

書くほど小説とはほど遠い作品へと向かって

しまいます。




では、読者が期待している作品とは、どんなもの

なのでしょうか。


まず考えられるのは、面白いストーリーですね。


ストーリーの面白さとは、登場キャラクターの

面白さとも関連していますので、人物設定に手を

抜いてはいけません。


たとえ文学作品であろうとも、二人の人物が会話

をしているだけの動きのない作品を書いてはなら

ないのです。会話の内容に関係なくですよ。




読者が求めている二番目のものは、感動です。


あなたは日頃、何に感動したでしょうか。


最後に感動したことを思い出してみましょう。作者

自身が感動とは無縁の生活を送っているなら、そ

の作品の質はたかがしれているでしょう。


歩道ブロックのわずかな隙間でも、けなげに咲いて

いるタンポポや、ドブ川なのに小さな魚が懸命に

泳いでいる姿など、感動は身近にいくらでもある

でしょう。


読者の望みをかなえてあげましょうね。