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当ブログは小説の書き方について述べている
ものですが、小説を書く人も書かない人にも、
何か参考になればと考えております。
今回は、読者という存在についてです。
何度も書いていることなのですが、読者という
存在を無視した作品は、小説とは呼べません。
それは単に自己満足の世界であって、書けば
書くほど小説とはほど遠い作品へと向かって
しまいます。
では、読者が期待している作品とは、どんなもの
なのでしょうか。
まず考えられるのは、面白いストーリーですね。
ストーリーの面白さとは、登場キャラクターの
面白さとも関連していますので、人物設定に手を
抜いてはいけません。
たとえ文学作品であろうとも、二人の人物が会話
をしているだけの動きのない作品を書いてはなら
ないのです。会話の内容に関係なくですよ。
読者が求めている二番目のものは、感動です。
あなたは日頃、何に感動したでしょうか。
最後に感動したことを思い出してみましょう。作者
自身が感動とは無縁の生活を送っているなら、そ
の作品の質はたかがしれているでしょう。
歩道ブロックのわずかな隙間でも、けなげに咲いて
いるタンポポや、ドブ川なのに小さな魚が懸命に
泳いでいる姿など、感動は身近にいくらでもある
でしょう。
読者の望みをかなえてあげましょうね。