書きたいテーマがないとき | 小説の書き方教えます

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現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

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当ブログは小説の書き方について述べている

ものですが、小説を書く人も書かない人にも、

か参考になればと考えております。


今回は、書きたいテーマがないときの話です。




アマチュアの方の悪い癖だと思うのですが、

書きたいテーマがない、などと悩んでいる人

がいますよね。


あのテーマも書いたし、このテーマもずっと前に

などと悩んでいる人が多いです。




子竜はそういう人に質問をします。


「どこまで掘り下げましたか? たったひと作品

書いただけで、そのテーマを克服したと思って

いるのですか?」


そんなはずは絶対にありませんよね。


主人公の性格を少し変えるだけでも、まったく

違った恋愛小説になりますし、新たな隣人との

トラブルになったりするのです。


つまり、一生の間に書きつくせるテーマなんて

あり得ないのですよ。




たとえば、老人介護の問題ですと、介護する側

からとされる側からの、最低ふたつのテーマが

存在しています。


そして、安楽死を望む両者と望まない両者との

組み合わせだけでも何通りもありますよね。


その上に、兄弟などの思惑や遺産などまでが

絡むと、無数の組み合わせが出来上がります。




書きたいテーマがないだなんて言っていないで

これまで書いたテーマを別の視点から掘り下げて

みましょう。


意外な名作が誕生するかもしれませんよ。