書き足すべからず | 小説の書き方教えます

小説の書き方教えます

現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

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当ブログは小説の書き方について述べている

ものですが、小説を書く人も書かない人にも、

か参考になればと考えております。


今回は、内容の濃い作品に仕上げる秘訣です。




文学賞への応募規定が30枚だったとして、完成

したときに25枚だったとすると、あなたはどうしますか。


おそらく、5枚分を書き足せる場所はないかと探す

だろうと思います。




しかし、よく考えてみますと、それは水増しですよね。

内容が濃くなるのではなく、薄めているだけです。


なので、プロットの誤りを根本から見直さなくてはなり

ません。




プロの作品がなぜ内容が濃いのかと申しますと、

多く書いて、後から不要な部分を削るからなのですよ。


仮に、単行本1冊分が450枚だとしますと、プロは

500枚に仕上げます。


そして、優先順位の低い記述から順に50枚分を

削って完成させるので、とても内容の濃い作品に

仕上がるのです。


書き足すのと削るのとでは、雲泥の差ですからね。




何を書き足そうかと悩むより、どこを削ろうかと

悩んでください。


第一次選考は確実に突破できます。