文学賞に落ちたなら | 小説の書き方教えます

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現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

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当ブログは小説の書き方について述べている

ものですが、小説を書く人も書かない人にも、

か参考になればと考えております。


今回は、文学賞に落ちたときの心得です。




文学賞の選考は、だいたい3段階になって

おります。


出版社の社員と家族で読む第一次選考。


出版社の編集員のみで協議する第二次選考。


有名作家の審査員による本選。


以上が、一般的な選考方法です。




その中で一番問題なのが第一次選考ですね。


家族の人も読むので、一般的な読者が読む

ものと考えますと、この時点で落とされる作品は

読者無視をしたものと考えるのが妥当です。


作者のひとりよがりではダメというシグナルです。




第一次選考は通過したけど第二次選考で落ちた

という場合は、一般読者はOKを出しているので

すから、作品の内容にそれほど悲観する必要は

ありません。


第二次選考は編集員だけでの協議ですので、

出版した場合に売れるか否かで判断されるのです。


内容はよくとも、とてもマニアックな作品は除外

されますので、テーマが問題だったと考えてください。




本選で落選した場合、審査員の好みではなかった

という理由が多いです。


その場合でも、商業出版に充分耐えられる作品で

あれば、出版社からプロにならないかとお誘いが

あるでしょう。




以上のように、第一次選考こそが最大の難関であり

一般読者からの評価なのです。


読者という存在があることを常に意識しながら書いて

ください。あなたの作品は劇的に上達します。