書き出しは動きから | 小説の書き方教えます

小説の書き方教えます

現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

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当ブログは小説の書き方について述べている

ものですが、小説を書く人も書かない人にも、

か参考になればと考えております。


今回は、書き出しについてです。




書き出しの部分はいうまでもなく重要です。


面白そうな小説だぞ、と読者に感じていただか

ないと、なかなか最後まで読んではもらえない

ものです。


プロでももっとも苦心する部分ですね。




アマチュアの方の作品を読ませていただく機会

は多いのですが、なぜか大半の作品は、内容

とは関係のないゆったりとした風景描写から

スタートしていますね。


そういうのは悪い見本です。


ましてや、内容と関係のない描写ですと最悪です。


文学賞の応募作品ですと、無駄に枚数を消費

しているとみなされて、減点の対象にもりますので

改めてください。




書き出しは、必ず動きのある場面から始めましょう。


登場人物が大きな動きをしている場面。。。いわゆる

アクション場面からのスタートは、読者を作品の中へ

と誘います。


間違っても、二人が炬燵に入って会話しているだけの

作品は書かないようにしてくださいね。




ただ、こんなふうに注意しますと、必ず反論されますね。


司馬遼太郎さんの作品は、ゆったりとした風景描写

から始まっているではないか、と。


その通りです。


が、それは司馬さんだから許されたのです。


知名度も実績もないアマチュアが真似していいもの

ではないですし、司馬さんの風景描写は必ず後にの

部分に大きな意味を持たせていますので、勘違い

してはなりません。




このように、ある程度知名度のあるプロには、基本から

大きく外れている作品が多くみられます。


小説の書き方などと大きく出ている子竜ですらも、

最近は基本なんて守らなくなってきました。


そのあたりをよく見極めて、基本を習得なさってください。