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現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

子竜がよく言われることに、次のようなもの
があります。

「自由時間が多くていいですね」



いいえ、不自由時間のほうが多いほどですよ。

なぜなら、常にアンテナを働かせて、どんな
些細なことも見逃さずに、疑問を持つことから
ネタ作りにしているのです。



本当にそうなのか?
どこかにバグは潜んでいないか?



などなど、他人様の意見を鵜呑みにするようでは
自分なりの小説など書けませんし、書く意味が
ないでしょう。

ただの模倣では、どうしようもないですからね。

なので、居酒屋やスナックで酒を飲んでいるとき
でも、他の客の会話には密かに耳を傾けています。

ほほう、人間ってこんなことで悩むものなのかってね。



よく、子竜さんは才能があって良かったですねって
とも言われますが、冗談じゃありませんよ。

いくら才能があったとて、書かなかったら小説家
にはなれません。自分に才能があるかないかは、
書いてみないとわからないし、書き続けないと
わからないものなのです。

そして、書き続けるのはスポーツ選手に例えると
練習ということになりますね。



小説を書けないという人は、いきなり作品作りに
取り組もうとしている人ですね。

要するに、練習もしない選手がいきなり大会に
出場するようなものでして、スポーツだったら
死ぬことだってあり得ます。



駄文でも何でもいいですし、日記でもいい。

毎日書き続けて、とにかく書くスピードを
上げること。

毎日原稿用紙10枚を書き続け、1時間以内に
終わらせられれば、ようやく出版社からの執筆
依頼に耐え得るようになるでしょう。

ちなみに、子竜は毎日20枚をノルマにしています。
何でもいいから、思いついたことなどを書き続けて
います。



そうすることによって、自然と自分なりの文体が
出来上がり、文章そのものも洗練されたものに
進化してゆくのですよ。

あなたも小説を書いてみませんか?