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現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

先日、別のブログにですが、こんなコメント
が書き込まれていました。


あなたの小説???

軍事知識は嘘ばっかり。

もっと勉強されたし。




携帯電話からの投稿でしたから、相手は
わかりませんが、何か勘違いしておられる
のではないかと感じました。



子竜の作品は戦争関連のものが多いです。
それは確かですよ。

でもね、子竜は軍事評論家でも自衛隊員
でもありません。


ただの小説家ですから、原稿を書くときに

選んだ資料の内容が嘘か本当かなんて知

りません。

それに、書いているのは専門書じゃなくて
小説というフィクションなんですね。




もしもリアルさが欠けているというご指摘
だとしたなら、その考え方自体が的外れ
だと思いますよ。

たとえば、推理小説などで犯人の胸中を
描写するには、作者は実際に殺人をして
みないと書けないことになってしまいます。

軍事の知識にしたところで、実際に大砲や
鉄砲を撃ってみないことには、本当のころ
はわかりません。

そのために専門書を買って資料にしているの
ですが、資料が必ずしも正しいとは限りませ
んし、各国が公表している兵器の性能などは
元々怪しいですからね。



なので、ちゃんとした知識で書いて欲しいと
いう要望はもっともでしょうけれど、無理
というものです。

あらゆる知識を身につけているスーパーマン
じゃないと小説を書いてはいけないなんて、
小説と専門書を一緒に考えておられるのでは
ないでしょうか。




もちろん、より正確な知識の研鑽には励みます。

コメントを下さってありがとうございました。