小説を書くという行為の意味 | 小説の書き方教えます

小説の書き方教えます

現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

小説とは、いかに現代を背景にしていようと
文学性が高かろうと、フィクションには変わり
ありません。

そのところをちゃんと見据えないと、小説
なのかドキュメンタリーなのかわからない
作品になってしまいます。




では、SFとの違いは何かといいますと、
背景の設定の違いですね。

未来でも過去でも現在でも、背景の設定を
リアル世界以外に設定しますと、SF作品
ぽくなります。

しかし、作品をジャンルに分類すること自体
に意味はありません。小説には二種類しか
存在しないからなのです。

良い作品とそうでない作品ですね。




良い作品に巡り会うと、ジャンルが何であれ
感動しますし面白さを感じるものです。

逆に、そうでなかった場合には、購入金額
をもったいないと感じることでしょう。




プロの小説家を目指す人は、少なくとも内容を
充実させることに重きを置かなくてはなりません。

恋愛小説を書きたいからといって、愛の表現
のみを描くのではなく、人間というものが
抱えている葛藤や欲望と理性のハザマといった
ものを描かなくてはならないのです。

それは、どのジャンルにも共通していることで
あり、すなわち、ジャンル分けする意味がない
理由でもあります。




あなたはなぜ小説を書きたいのでしょうか。

なぜプロ作家になりたいのでしょうか。


有名になりたいから?

印税生活に憧れているから?

一度自分に問いかけるところから始めて

みましょう。誰もが感じている人生上の

葛藤のようなものが浮かんでくるはずです。


それこそが、小説というものの本質である

と気づいていただけることでしょうね。