文学賞を突破するために 2 | 小説の書き方教えます

小説の書き方教えます

現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

昨日の続きです。


文学賞に応募して賞をゲットするには
最低限知っておかなくてはならないこと
がいくつかあります。

昨日お伝えした「小説」の意味もそう
ですね。



今日はもうひとつ、重要なお話をします。




最近、よく趣味で書いている人の原稿を
見せていただくのですが、多分に説明的
で、描写が少ないですね。

なので、読み手にしてみると情景が頭の
中に浮かんでこなくて、主人公への感情

移入も希薄なもので終わってしまいます。




あたかも写真に撮ったように、描写を
しましょう。描写文に作者や主人公の
感情を入れるのは最低限
にします。

そして、描写と台詞が互いに協力しあって
ストーリーを進めてゆきます。

描写しにくい物体や景色を台詞で補う
といった感じですね。




逆に、ゴテゴテした描写をせずに、誰かが
台詞で簡単に表現するというのも大切。

比喩を用いるのは台詞の中が効果的です。

さあ、文学賞にチャレンジしましょう。


説明文を書いてはいけません。
説明ではなく描写に徹します。


何かの専門用語などには説明を要しますが
普段の文章は説明的であってはならないのです。

なぜかといいますと、小説はあくまでも小説
であって、学術論文ではないからです。