昨日の続きです。
文学賞に応募して賞をゲットするには
最低限知っておかなくてはならないこと
がいくつかあります。
昨日お伝えした「小説」の意味もそう
ですね。
今日はもうひとつ、重要なお話をします。
最近、よく趣味で書いている人の原稿を
見せていただくのですが、多分に説明的
で、描写が少ないですね。
なので、読み手にしてみると情景が頭の
中に浮かんでこなくて、主人公への感情
移入も希薄なもので終わってしまいます。
あたかも写真に撮ったように、描写を
しましょう。描写文に作者や主人公の
感情を入れるのは最低限にします。
そして、描写と台詞が互いに協力しあって
ストーリーを進めてゆきます。
描写しにくい物体や景色を台詞で補う
といった感じですね。
逆に、ゴテゴテした描写をせずに、誰かが
台詞で簡単に表現するというのも大切。
比喩を用いるのは台詞の中が効果的です。
さあ、文学賞にチャレンジしましょう。
説明文を書いてはいけません。
説明ではなく描写に徹します。
何かの専門用語などには説明を要しますが
普段の文章は説明的であってはならないのです。
なぜかといいますと、小説はあくまでも小説
であって、学術論文ではないからです。