純文学入門 | 小説の書き方教えます

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現役プロの小説家「子竜 螢」が、文学賞受賞へと導きます  KEI SHIRYU 

小説といえば純文学。文学といえば

「人間というものをトコトン追求したもの」ですね。

読みたいけれど抵抗を感じるとか、敷居が高い

と思う人が多いのも頷けます。




子竜が純文学作品を発表しないわけは、単純です

純文学では食っていけないからです。発行部数は

少ないですし、読者からの需要も多くありませんからね。

でも、勉強のために短編には挑戦しています。

というより、あらゆるジャンルの作品を書いてみることで

得られるものは多いです。




たとえば、星空を表現するとしましょう。


純文学では「悠久の刻や人間という存在の小ささ」


などの表現に用いますが、SFでは「冒険心や探求

ロマン」といった気持ちを読者に抱かせる描写が

必要になってくるのです。




ただ、純文学が哲学よりも深くなりすぎると困った

問題が起こります。哲学を超えますと宗教的になっ

てしまいますから、文学という枠からはみ出てしま

うのです。

ですから、


主人公や登場人物を通して作者の主義主張を論じる

のは、文学ではありません。





純文学は、どこにでもいる普通の人が「人生」というも

のを見つめなおす内容でなくてはなりません。

と子竜は思うのですが……。