本を書いている立場からしますと、恋愛小説
を書くというのはかなり照れくさいものです。
なぜなら、子竜の知り合いから何かと言われ
そうな気がして、落ち着きませんね。
たとえば、子竜の恋愛観や過去の経験などが
見透かされるのではないかと考えてしまいます。
子竜は高岡市で「小説の書き方」教室の講師を
しておりますが、生徒さんたちの多くは、書き方
を学んでからは書くほうの立場で読書をするよう
になりました、と言っています。
小説は書き手の経験や考えが如実に表現されて
いるものでもありますから、恋愛小説の執筆に携
わるのは正直怖いですね。
あなたが今まで読み終えた本でも、書き手のつもり
になって読み返してみると意外な発見をするかもし
れませんよ。
もちろん、子竜の作品には必ずラブな場面が登場
します。恋愛小説という単独のジャンルではありま
せんけれど、主人公は意外と真面目に異性へ接し
ているはずです。
どんなジャンルであれ、主人公は物語の中で
生きています。ご飯も食べるし恋愛もします。
それが人間を描くっていうこと。
恥ずかしいので、子竜の本は絶対に絶対に
読まないでくださいね。