【最期の?試練】それでも盟主に挨拶へ【赤岳】 | ミクと登る日本の山

ミクと登る日本の山

仕事を辞めて日本百名山巡りの旅!
2017/4/8に出発。
2017/11/17に完登しました!

実施日:2024/6/22


俺の送別会、社内では近年稀に見る大規模なものだったらしい。

何かここまでやってもらえると、これまでブラックでしんどかったとか忘れちゃいそうになるねw



アパートも無事引き払ったし、関係各所への挨拶回りも済んだし、さてお家に帰りますか。

ミク「赤岳への挨拶、忘れてるぞ。」

ナ「いやいや、したい気持ちは山々なんだけど、お膝が…」

ミク「7年も見守っててもらっておいて、そんな不義理なことはしないよな?」

ナ「うぅ…」



ってことで、赤岳パイセンに最後のお礼参りします。

コースはかねてから気になっていた山梨の清里側からの県界尾根、真教寺尾根の周回ルート。

結構なハードコースでヤバめの岩場ありという噂。

サポーターは着けて行きますが、正直今の俺の膝の具合では登頂できるかは微妙なところ。

最悪展望の良い場所でお礼を言えたら、それで良いかなって感じでやっていきます。



てか、荷物詰め込んだ車内がヤバい。

7年前の旅の時より全然多いです^^;

これ中で寝れるかや…?




もう日中はだいぶ暑いし、登山口で前泊して朝駆けするつもりです。

まずはお風呂。

知らなかったけど山梨も結構な温泉大国ですね。

ここは露天風呂の眺めが売りらしいけど、今日は雲でダメでした。

外来大人830円。




中の食堂で夕飯。

カツカレー大盛り1100円。

大広間は平日なのもあり、がらんとしてました。




登山口の美し森。

展望所のある観光スポットでもあり、綺麗なトイレがありました。




翌朝、まさかの予報外の雨。

1日中降るそうで、これは困ったぞ。


近くの吐竜の滝見に行ったりするも、短時間でも体がガチ濡れするレベル。

大人しく街に出て、ネカフェに引き篭もりました。




翌朝、晴れ。

土曜なのもあって車が増えましたね。




この展望台への階段からスタート。




7時間はさすがに盛ってるよね…?



少し登るともうこの景色。

ここ標高高い登山口でしたね。



目指す頂きが見えてるけど、まだこんな距離だ。



2つの尾根の分岐。

今日は県界尾根から登るので、たかね荘の方へ。



しばらく舗装路歩きに。



ここからかな。



今日は水分2L持ってきました。

対してバーナー類は置いてきて、食料も行動食とおにぎりのみ。



お、クリンソウ。

幸先良いかな。



お隣の真教寺尾根、高度上がるのが早いですね。

こちらは全然緩やかなのに。



なんて余裕かましてると、突如急登に。

それはもう両手を付いて登るほど。



やっとこさたどり着いたのは最初のピークの小天狗。

先行パーティが休んでなければ倒れ込む所だった。



でもなるたけ涼しい内に稜線へ上がりたいので、軽い補給だけして先へ進みます。

見晴らしポイント。

おお!となると同時にうわぁ…ともなるw



汗でメルヘン。



2つ目のピーク、大天狗。

ここが7号目だったかな。

やっぱりすでに暑く、体力の消耗が激しい。

お膝はというと、まだ意外と何ともないのでまだ行けるかな。



ここからでもまだあんなに聳え立って見えるんだけど…

この先どんだけ急登なの?



意外とお花が多く咲いており、呼吸を整えがてら撮影する。

ミツバオウレン。



キバナノコマノツメ。



コイワカガミ。



お、いよいよ岩場のお出ましだ。

ブランクあるとは言え、百戦錬磨の俺っちにかかればこんなもの…



ぎゃああ! 怖いぃー!!

短くはあるも、垂直気味で足掛かり手掛かりが少ない岩場。

しかも鎖は斜めに延びている。

一瞬でしたが、表妙義の時の恐怖がフラッシュバックしました。



その上は梯子だけだも、これがなかなかグラグラして心許ない。

上から見たところ。

落ちれば、下は草付きのガケでお陀仏です。



岩小山?



展望荘が見えた。



その後も鎖場は容赦なく続き…

綺麗だけど邪魔!



崖っぷちに限って色々花が咲いてるんだよな。



ミヤマカタバミ。



ハクサンシャクナゲ。



シナノキンバイ。



ヨツバシオガマ。



頂上山荘の真裏に出ました。

こんなとこにコース延びてるとは。



しんどかったよぉ!



左が登ってきた県界尾根。

右が下る真教寺尾根。

立派過ぎて今から憂鬱だ。



後はビクトリーロードを詰めて



とうちょ!

下から3時間50分。

時間だけ見れば美濃戸より早い?



今日は雲っぽいわりに、遠くがよく見えます。

阿弥陀岳と奥に諏訪湖。



富士山。



権現岳方面と、奥に南アルプス。



中央アルプスと御嶽山。



ちちぶ。



あ、7年間お世話になりました。



案の定食欲ないのでおやつだけして帰ります。



帰りちょっと迷ったけど、キレットのルートから分岐するんですね。



これこれ。



うへぁ、これ下るのか…



これがまた県界に負けず劣らずの険しいルートでした。

しかもザレ気味で浮き足も多く、ヒェーッて感じ。



このルート5号目の牛首山。

上の標識に2時間ってあったけど、それ以上かかったんだけどw



さすがに疲れたので補給する。

ここに来て左膝も痛み出しました。

でもむしろこのタイミングで良かった。



なんかスキーのリフトが出てきた。



池というより水たまり。

暑いせい?



俺も干からびそう…

2Lあった水も残りわずか。



上から3時間50分ほどで下山しました。

登りと同じ時間かかってるね。

これはここ最近の傾向で、膝をヤッてから露骨に下りが苦手になってしまった。


ご褒美は売店の巨峰ソフト400円。



半ば諦めてた赤岳参り、達成できてスッキリしました。

これで心置きなく長野ともおさらばできるね。


さて、実家へは車の下道でのんびり寄り道しながら帰るけど、気が向いたら記事にしてみようかな。