町では、災害時の避難所生活の向上を目指した取り組みを行っています。
先日、みのわBASEで新たに導入した防災用品を活用して炊き出し訓練を行いました。
今回購入したのは、大型のガス炊飯器、アルミ鍋、煮炊き釜。
BASEの防災倉庫に配備しました。
これらを活用して、賞味期限の迫っていたアルファ米を調理する炊き出し訓練を行い、BASEの利用者などに配布しました。
調理は、意外と簡単。
アルファ米にお湯を注ぎ、20分ほど蒸らすと出来上がり。
五目御飯のため味もしっかり。なかなか美味。結構いけます。
以前は、「美味しくない」という話もありましたが、そんなことはありません。
災害時にも栄養補給になりそう。
※アルファ米とは
炊きたてのごはんの美味しさをそのままに急速乾燥したもの。
生米の含まれるデンプンは、消化しにくい「ベータ化」の状態、これを加熱調理して、消化しやすい「アルファ化」の状態にして、急速乾燥しているもの。アルファ化米を熱湯や冷水を注入することでごはんに復元し可食の状態となります。

アルミ鍋でお湯を沸かしました。

乾燥したアルファ米にお湯を注ぎます。

20分蒸らして出来上がり。


備蓄の1箱から50人分出来上がり。

防災倉庫には、ガス炊飯器を備蓄。
また、2月には、内閣府のモデル事業「避難生活支援リーダー/サポーター研修」を行います。
災害時の避難生活は長期化することで様々なストレスが生じ、災害関連死の発生が懸念。
能登半島地震でも避難所の課題が多数言われています。
避難所の運営は、町や区だけでは出来ません。地域の様々な方の協力が必要。
今回、2日間の研修の中で、多くの皆さんに環境向上のスキルを学んでほしいもの。
現在、研修参加者を募集しています。
定員50名で受付終了、当日の見学は自由です。
日時:2月1日(土)、2日(日)
場所:松島コミュニティセンター
eラーニングによる事前学習あり。