JTBが主催するセミナーに出席、もみじ湖の取り組みを発表しました。 | 白鳥まさのりのブログ

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(報告が遅れました。)

 

先日、JTBがコロナ明けで訪日インバウンドが急増する中、サステナブルツーリズムの推進についてオンラインセミナーを行いました。

箕輪町から持続可能な観光地経営の観点で、もみじ湖の取り組み、渋滞対策について事例紹介を行いました。

 

 

 

このセミナーは、準備周到で打ち合わせも2回ほど行い、撮影も東京都港区にあるNBFプラチナタワーにあるスタジオで行いました。

出席者が一堂に集まり、私も事例発表とディスカッションを行う機会に参加させてもらいました。

 

表題には、

「訪日インバウンドでサステナブル・ツーリズムをどう実践するか?」

~持続可能な地域経営に貢献する観光のアプローチ~

 

 

◆基調講演は、

JNTO 企画総室長の平野達也さんが行いました。

「訪日外客復活の現状、サステナブル・ツーリズムへの取り組み」と題して、大きく回復するインバウンド状況、サステナブルツーリズムへの日本政府観光局の取り組みについて講演。

 

◆(一社)日本サステナブルツーリズムイニシアティブ常務理事の熊田順一さんが、

「サステナブルツーリズム国内外のトレンド」と題して、世界のサステナブルツーリズムの取り組みについて紹介・

 

◆事例発表として、私から、

「長野県箕輪町の持続可能な観光地経営への取り組みを報告しました。

当町の場合、インバウンド課題ではありませんが、

地域におけるSDGs(環境・社会・経済)への持続可能性ニーズから始まったこと、

観光を受け入れる地域住民にとってのサステナビリティなどの観点で取り組みを紹介。

・内容は、

箕輪町の紹介、もみじ湖の状況、

この2年の新規対策を、

①交通誘導員の配置、②臨時駐車場開設、③シャトルバス運行、④マイカー規制、⑤駐車場運営などのシステム構築などについて説明しました。

これらについての効果と今後の課題も。

(詳細は、今後、JTBから発表ががあるかと)

 

 

◆併せて、観光を通じたサステナビリティ推進の意義などについてディスカッションがありました。

 

・パネルディスカッションで私がお話しした主な点。

 

・もみじ湖の取り組みは、急激に増えた観光客や地元の皆さんに対して対応したものであったが、結果として持続可能な観光行政に取り組むことになった。

 

・地域住民、観光客、様々な主体がバランスよく成り立っていくことが必要。

 

・もみじ湖のもみじは、ダムに沈んだ集落などを忘れないでほしいという歴史がある。

住民ボランティアガイドがこうした歴史、背景をガイドしている(単なる紅葉巡りにしたくない)。

 

・さらに観光産業の育成、宿泊、飲食、購買などの消費行動につなげていく。

 

・受け入れ人数で見るような産業としての観光も必要だが、私たちは地域づくりの一環としてやってきた。