箕輪町では、5月1日から特別定額給付金の受付が始まりました。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急経済対策として、国が全国民に一律10万円を配る「特別定額交付金」。
報道のとおり、国政では紆余曲折のうえ一律支給に。
やや制度趣旨がぼやけているものの、緊急事態宣言で様々な影響が出ている国民すべてへの支給(経済的支援)と理解。
全国民となると、大変な事業費となります。
全国で12兆8千億円余。
箕輪町の人口が2万5千人ですから、事業費は何と25億円。
町の年間予算は、107億円ですから大変なこと。
実は、事務手続きもシステム改正から印刷、封入、申請受付、支払いと簡単ではありません。
箕輪町では、印刷、封入後、12日以降に申請書を郵送、返却受付後21日には振込予定です。
一方で、急を要する皆さんには、1日から受付を始めています。
特例的取り扱いですが、早期の支給を求める声に対応するものです。
コロナの影響を大きく受けた人が考えられること、外国人の中に雇止めなどの情報があることなどによるもの。
3密の心配もあり、電話で事前予約をして来ていただきましたが、その多さにビックリ。
朝日新聞がその状況を報じていますので、下記をご覧ください。
コロナが様々な場面に悪影響を及ぼしていることが明らかに。
一律支給に疑問を感じる面も。
会議室で受け付けています。(伊那CATVの写真を借用)
●新型コロナウイルス対策の主な助成金、交付金は次のとおり。
https://www.town.minowa.lg.jp/data/open/cnt/3/5735/1/joseikinkyufukin04.pdf?20200501145601
新型交付金の申請状況を報じる朝日新聞をご覧ください。
●10万円給付、一部自治体で申請受付スタート(朝日新聞R2.5.2付)
新型コロナウイルスの緊急経済対策で、全国民に一律10万円が配られる「特別定額給付金」。1日から県内でも一部自治体で申請の受け付けが始まった。塩尻市と箕輪町では、緊急に給付が必要な人向けの窓口を設けて対応。家族への仕送りや求職中の生活費などに充てようと、給付を待ち望む人たちが詰めかけた。
(塩尻市について略)
箕輪町も午前9時から受け付けを始めた。真っ先に訪れた男性(74)は「東京で働く息子が『少しでも送ってくれ』って。家賃にも困っているみたい。うちもお金が必要だけど、息子が切羽詰まってるから。早く送らないと……」。窓口が開くのを待ちながら、「助かるどころじゃない。本当にありがたい」。
自営業の男性(41)は県内外の工場でフリーランスの技術者として働いてきたが、「とりあえず1カ月休んでくれと言われた」と明かす。自営業なので失業手当はない。「(2008年の)リーマンショックでは全く違う分野のアルバイトでしのぐ人もいたが、今回はそれもできない。申請を終えたらハローワークに行きます。行っても仕事はないだろうけど」
外国人も目立った。妻と一緒に来たブラジル人男性(45)は来日して25年。いまは病気をして仕事ができず、フィリピン人の妻も看病で働けない。育ち盛りの子どももいて、「10万円はすごく助かります」。
塩尻市も箕輪町も、1日午前中に申請した人については、7日に10万円を振り込む予定という。
一律10万円給付は、マイナンバーカードによるオンライン申請や郵送申請で受け付ける。長野市は5月中の給付開始をめどに作業を進めており、松本市は同20日以降の給付開始を予定している。朝日村が全村民に一律1万円を追加して支給するなど、独自の上乗せをする自治体もある。(佐藤靖、依光隆明)