話しの後、夫のイチャイチャが濃厚になってきたので「私は濃厚なのは好きじゃない。初々しい感じのイチャイチャが好き。」と伝えた。夫は「濃厚なのが好き。」と答えた。
その後、夫がしたい。というので私はしたくない。と答えた。
全くしたくない、したい気が全くしない。と
出産して、遺伝子を残したい本能なのか、それを果たせたと思ったのか、産後、全く湧かなくなったと。
夫に話してないが私は幼い頃、性のトラウマがあり。それによって性に対して歪んだ10代を送った。性に関しても、カウンセリングを受けるまではトコトン歪んだ考え方を持っていた。
ちえさんのカウンセリングで、私は『終わらせた』
そして、性に対して解放されて、夫とも嫌悪感なく行えるようになり、何ならプロにお願いしてみようか、何て気持ちも出た。
でも、実際に予約してみて『あ、やだな。』と自然に思った、だからキャンセルした。
そして、夫に対しても『もう、いいかな。』とふと思った。
もう、欲してない。そんな感じ。
興味がなくなった感じ。
湧かない感じ。
夫のことを愛してる、初々しくイチャイチャする事がとても楽しくてキュンキュンする。
その気持ちが私の中で出てきて、それが交わることとイコールではなかっただけだった。
私は性のトラウマによって自分の性の価値観が見えなかっただけで、それが取り払われた時にそこにただその価値観が存在したのだ。
夫に「夫はいつでもしたいの？どんな時でも、目の前に好きな人がいればいつでもしたいの？24時間？365日？したくないときもあるでしょ？」
と聞くと夫は「したくなくなったら、それは相手に冷めたとき。」と。
夫にとっては好きイコール交わるなのだ。
私は「私が夫に冷めたと言ってるの？私は好きだし、愛してるよ。冷めてないよ。でも、出来ないんだもん、したいとしたいと思わないんだもん。男の人だってEDとかあるでしょ？好きでも出来ない人もいるでしょ？」「私もそうなの、好きだけどしたいと思えないの。好きなら出来るって言われたらプレッシャーだよ、ダメだって言われてる気がするよ。」
夫は「違うよ、そんな事思ってない。こうやって話す事が大事なんだよ、ね。」って。夫は「もう俺のこと冷めたのかと思った、でもそうじゃない事が分かって良かった。」と。
夫はきっと不安だったのだ。
そした私はきっと不安なのだ。
夫はずっと愛してる人と交わりたい人、私は愛してても交わりたくない人。
そんな性の価値観のズレを抱えてる2人。
私ができないなら、夫が別の人とすることを許さなくてはいけないのではないか。
そう思うのだ。
でも、身勝手だが、嫌なのだ。夫が私以外の人とするのは嫌なのだ。当たり前の本能だと分かってるし、仕方のないことなのかもしれないし、悪いことではない、それはとてもよくわかる、しかし、嫌なのもは嫌なのだ。
そして、夫の気持ちも分かるのだ。
夫に申し訳なく、少し思った。
夫はショックだっただろう、
私は結婚するときに夫から言われたのか「年をとっても、する夫婦でいたい。」「しないなんて夫婦じゃない。」
それが夫の憧れだったのだ。
申し訳ない。
次の日も素直に不安だとは言えないので、拗ねて「どうせ私なんて。」みたいなことを言ってみた。
私、申し訳ないという気持ちも少しは確かにあるのだけど、正直に言うと少しだ。
それよりも、私もOKで夫もOKの道がちゃんとあると確信している。2人が幸せで2人共が納得する2人の形が必ずあるし、そこへ進むためのステップだと確信している。泣いたり怒ったり拗ねたり、また笑ったり。そうして歩んでいく。