こんにちは。城メグリストこと萩原さちこです。
今週は、松本城です。
2度目のエントリーですね。
今回訪れたのは、とあるテレビ番組のロケ。
松本城と松本城下町のご案内役でした。
…というわけで、松本城もよいのですが、今回はあまり語られない松本城下町について。
松本城下町は市街地化が進み、いわゆる城下町の風情や武家屋敷などが多く残っているわけではないので、城下町を語るのはけっこう難しいほうです。
しかし、城下町を見るポイントを押さえれば城下町の骨組みがよく残っていることがわかります。
「ああ、こんなにも城下町の片鱗が残っているんだなあ!」と感激するはずですよ。
江戸時代の城下町は、城、侍町(上級武家屋敷、中・下級武家屋敷)、町人地、寺社地が同心円状に置かれるのが基本構造です。
城を侍町、町人地、寺社地で囲み、守っているイメージです。
もちろん、地形や街道が関係してくるため、きれいな同心円になっているとは限りませんが、配置の順番は同じです。
松本城の場合は、城の南・北・東側に城下が広がります。
二の丸を囲むように侍町が広がり、総堀という外堀のさらに外側の堀で囲まれています。
大手交差点のところが大手門跡で、橋がかかる女鳥羽川を境に北は侍町、南は町人地に分かれます。
きれいな同心円にならない大きな理由が、街道との関係です。町人地は基本的に街道と密接で、町家は街道の両側に建ち並びます。
松本城の場合も、善光寺街道沿いに町家が並ぶので、松本駅がある方面、城の南側から南北方向に広がり、大手門の手前あたりで東に折れて、その後また北へとのびる道に沿って町人地がつくられています。
そのさらに外側が、寺社地です。
松本城下町は、水野家の時代には拡張整備が完了したようです。
松本城のサイトにかつての絵図が掲載されているので、現在の地図と照らし合わせながら歩いてみると、かつての城下町が辿れてオススメです。
松本は湧水の町なんです。
あちこちに井戸があり、もちろん飲めるおいしい水。
住民の方がしょっちゅう汲みに来ていますよ。
とにかく気になる横丁。
片っ端から飲み歩きたい(笑)
NHK(Eテレ)の「趣味どきっ」という番組です。
6月5日(月)松本城
6月12日(月)松本城下町
放送予定です。
松本城下町、ちょっと気になった方はぜひぜひご覧くださいませー。
では、今週はこのへんで。
来週もよろしろ~。
萩原さちこ(城メグリスト)
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