弱気で言い返せない嫁が苦手な方はご遠慮ください。
お返事できておりませんが、一つ一つ読ませていただいております。
自分本位なお義父さんとお義母さんからのクレームはなかなか治らなかった。度々連絡して来ては文句を言う、電話に出ないとLINEで文句…と言う日が続いた。もちろんパパのところに連絡してくるだけで、わたしのところへの連絡はない。それだけが救いだ。
パパも流石に呆れてほぼ聞き流していた。なので「電話がきた」と言っても内容はほとんど覚えていない様子だった。
そんなことが続いたある日私は妹と甥っ子くんに会いに実家に行くことに。なかなか外出できない妹のためにおしゃれなデリとデザートを買って実家に向かった。
その日は父も母も不在で実家には妹と甥っ子くんだけ。リン太郎は「赤ちゃんかわいーねー」と楽しみにしている様子だったが、力加減がまだわかっていないリン太郎がちょっとだけ不安だった。
実家に着くとすぐに手洗いを済ませた。リン太郎の希望でリン太郎は何故か足も洗った(笑)
リビングでは妹と抱っこされている甥っ子くんが出迎えてくれた。リン太郎は真っ先に甥っ子くんのところへ駆け寄った。私も急いで着いて行く。
「赤ちゃんかわいーねー」と頭をなでなでしたい様子だがガシガシしちゃいそうで「待って!」と声をかけてしまった。妹が「大丈夫だよー」としゃがんでくれたのでリン太郎の後ろに着いてなでなでさせてもらった。
ずっと赤ちゃんだと思っていたリン太郎がちょっぴりお兄ちゃんに見えた。兄弟ってこんな感じなのかなー?と思うと微笑ましかった。
買って来たランチを済ませて妹がリン太郎の相手をしてくれている間に片付けをしていると、インターフォンが鳴った。妹が出ようとしたが私が「大丈夫!出るよー」と言ってインターフォンに出た。
実家のインターフォンはモニターがなく通話ボタンを押すと会話ができるタイプのものだった。
「はい」と出ると向こうから「こんにちはー」と聞こえた。私が「どちら様ですか?」と聞くと相手が何かを言ったのだが聞き取れず、聞き覚えのある声のような気もしたが、宅配か何かだと思っていたので玄関に見に行ってみることにした。
玄関から外を覗いてみるとちょっと見えにくいところに人影が見えた。が、顔が見えない。「女性だな宅配じゃないな」と思った。「何かセールスだったら適当に追い返しておこ」と思って玄関を開けるとそこに立っていたのは…
お義母さん