真剣な人生の皮算用とは | 白クマの妻は今

白クマの妻は今

外国の白クマを夫にしたら予想外のイケメン子グマが2匹も出てきた。どぉする?

総務省による、60代の、仕事を引退した方々が

日々、何をして過ごしているかという調査があったらしく、

ネットの記事になっていた。

 

一般的に、老後の趣味はなにか、という話だ。

 

そこに驚きは何もなく、男性の場合だが、

映画鑑賞や音楽鑑賞、読書、園芸、ゲーム、日曜大工、

写真、スポーツ観戦などと列挙されていた。

 

女性だとどうなっているのかちょっと総務省のサイトを

見てみたが、入り組んでいて面倒そうで

あっという間にあきらめてしまった。陳謝。

 

定年後の希望によく出てくる「旅行」はどうなのかと言うと、

日帰り旅行と国内旅行は確かに出かけられている人が

多いようだが、海外旅行となるとコロナ禍もあってか、

ものすごく低い値になっていた。

 

そういうデータを自分の近い未来と重ねて考えるに、

似たようなものだろうなあと思う。

 

好きなだけ時間があったら、映画見て、読書して、

音楽聴いて、あとは他の個人的な趣味に走るわけで、

私だったら絵を描くとか料理製菓製パンに突っ走るだろう。

 

旅行はしたいが、日本の国内旅行がしたくても、

女ひとり旅にどれだけ慣れられるかわからないし、

ましてや海外旅行にひとりで行くと言うのはどんなものか。

 

何にしてもいつまで元気で健康でいられるかが

すべてのネックだと思う。

 

日本人の平均健康寿命とやらは、

男性で72歳、女性で75歳だそうだ。

 

ちょっと待てよ、とはならないか?

 

厚生労働省によると日本人の「平均寿命」の方は

男性で81歳、女性は87歳なのだ。

 

それはつまり、死ぬまでに男性で9年間、女性は12年間もの

「健康とは言えない年月」が待っている

ということではないのか?

 

内臓疾患なのか運動機能なのか、はたまた認知症などの

知能障害なのか、上記全ての混合なのかは人それぞれで

あろうが、とにかくもう長い長い「不健康」な状態が

待っていると肝に銘じた方が良いということだ。

 

そして平均健康寿命だけを見れば、女性の場合、

多めの年金をもらうために受給開始年齢を繰下げようとも、

65歳からなら10年間、67歳だったら8年間、

70歳まで待っちゃったらわずか5年間しか、

それを利用して楽しい生活はできないと思った方が

現実的であるということだ。

 

これは結構シビアな問題だと、課題だと私は考える。

 

私の理想は60歳で引退して仕事を辞め、

62歳で死ぬことだと思っているが、そうは問屋が卸すまい。

 

しかし、そうであるならば尚更、

70歳まで働こうなどとは露とも思わぬ。

 

今でも身体があっちこっち壊れていて辛いのに、

これ以上、歩いたり動いたりすることができなくなったら

人生の楽しみなど、ほぼなくなるではないか。

 

許されるならば60歳など待たずに仕事は辞めて、

自分の本当のしあわせを体現したいと本気で思う。

 

宝くじを当てずとも、1日も早く引退できるために

私にできることは何かと考え続ける日々である。