思いがけずの沢田研二な夜 | 白クマの妻は今

白クマの妻は今

外国の白クマを夫にしたら予想外のイケメン子グマが2匹も出てきた。どぉする?

やっと金曜日の夜がキターーー!

夜の8時40分に仕事も終わったーーー!

 

と喜んでいそいそとキャベツごってりのサッポロラーメン

などを煮て(塩味)、ちょっとしょっぱく漬かりすぎた

きゅうりなどポリポリやりつつテレビを付けてみた。

 

何が録画されているだろうかと思ったら、

キーワードで勝手に録画され続けている中に燦然と輝く

「沢田研二の華麗なる世界」ってうおお。

 

昨年の6月にBS TBSで放映されたやつが

再放送されていたのね。

 

これはDVDを友人からいただいているけれど、見てない。

 

それでおそるおそる再生し始めたら止まらなくなった。

 

ジュリーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!

きゃああああああああーーーーー!!!

 

なんという美しくも妖しく儚げで

それでいてしたたかな男であろうか!

 

24曲の映像の中で、いちいちそれが何年の曲だったのかが

出てくるのだが、当然私はその年に自分がいくつだったかを

計算して畏れおののく。

 

生まれてもいない私。

生まれたばかりの私。

 

存在に気がついた私。

天啓を受けた私。

 

たかだか十歳で、この男のだだもれのフェロモンに

やられた私って、生まれながらの色情狂かもしれないわ。

多分そうだわ。

 

そして私はそのまま止まらずに番組を全部見てしまい、

時間は零時を回っていた。

 

ふっ。

 

ええもん見ちゃったわ。

 

記憶の中でずっとずっとどきどきする大人の世界にいた

ジュリーは今、私よりもずっとずっと年下の青年の姿で歌う。

 

映像って本当に危険だし、切ない。

 

今の本物のジュリーは?

元気だと伝え聞く。

それで私はほっとする。

 

昔々、ジュリ友とごく真剣に語り合ったものだ。

 

ジュリーよりも先に死にたいか、後が良いか。

 

私はいつも、先に死にたいと答えた記憶がある。

1週間でも1日でも良いから先に逝きたいものである、と。

かの君がまだしあわせに歌っておられると

思いながら私が先に逝かせていただきたい。

 

しかし私もアラ還となり、なんなら後も先もなく、

一緒に逝くのも良いんじゃないかなどと思う。

 

私はしあわせもので、美しく輝くジュリーたくさんたくさん、

ありえないほど近くでも見ることができた。

 

そして地球の裏側にいた時でさえ、

大音量でその声を聴くことができた。

 

ファンになることができて、もうそのファン人生を

存分に堪能させてもらったように思う。

 

まだ好きな歌を全国を飛び回りながら歌い続けている

ジュリーを勝手に想像しながら、私の方が先に朽ちて逝きたい。

 

疲れたなあ。

つまり、そういうことなんだろうなあ。

金曜日も終わっちゃったしなあ。