光陰矢の如し、されど心ごく近し | 白クマの妻は今

白クマの妻は今

外国の白クマを夫にしたら予想外のイケメン子グマが2匹も出てきた。どぉする?

もう十数年会っていなかった昔の仕事関係の先輩方と

食事会をしました。

 

お互い老けましたが、声などはまったく変わらず~。

 

それぞれの近況報告に「お~」だの「あ~」だのと

驚きの声をあげ、私は56歳、他の方は70代となられ、

介護生活の先輩もいたりして深い話となりました。

 

当然のように、一緒に働いていた当時の他の方々の近況も

次々に話題に上り、「あ~、あの人らしいね~」から

「えええ?そんなのあり?」ほど想像できない変身を

遂げられていた方々もおられました。

 

そんな中で、今はどちらにお住まいか、

という話にもなり、それぞれの年齢から親御さんが

亡くなられて遺産が入り、それで家を建てたという方々の

話にもなりました。

 

遺産かー。

 

そりゃ、来る人は来るんだろうなあ。

あるところには、あるもんなあ。

 

うちなんぞは遺産どころか親の生活費を

長年、私が出しているという状況なので、

みなさまの話はうらやましいと言えばうらやましいのですが、

食べたことのないものの味は知らないのと同じで、

「それってどーなんだろうなあ」としか思いませんでした。

 

また、我が家の子グマ兄弟の幼児期しかご存じない

方々ですから、今、彼らがどうしているかという報告もして、

他の方々のお子さんはいかがされているかという

お話も伺いましたところ、おひとりは

「ああ、彼女は玉の輿に乗って今ニューヨークにいるよ」

ということでした。

 

なんか、その説明だけで、生活がすんごく想像できるよね、

と笑ってしまいました。

 

また、それぞれの歳が歳ですので、当たり前のように

病気自慢合戦となり、五十肩から心不全、骨折から狭心症、

出るわ出るわ・・・。

 

私が63くらいでピンピンコロリと逝きたいと言うと、

そうは問屋が卸さない、そんな人の話は聞かない、

という厳しい現実にため息をつくこととなりました。

 

70歳を迎えて引退された方、

これから60歳で引退したいと力こぶしを作る私、

73歳でまだまだ現役の先輩などなど、

年金の話も含めて盛り上がる盛り上がる・・・。

 

また是非、会いましょう!

今度はあの人も呼びましょう、

よかったらあそこで集まりましょう、

うちにも来てください、

うちへもどうぞ、

と、実に平和な面々でございました。

 

せっかく日本に帰ってきても、

ほとんど誰とも会えずにおりましたが、

これからはこうして旧交をあたためて行きたいなあと

しみじみ思った午後でした。