ううむ。
もしかしたら楽勝なのか?
ダンボール地獄を予想して、私は有給休暇を大胆に使い、
今週まるまる1週間の休みを確保した。
そうしてから、今月末にはゴールデンウイークも
来ることに初めて気づき、あんれまあ、となっている。
日本生活を初めて1年以上になったというのに
どうもまだ慣れられないのが祭日なのだ。
(アメリカ、祭日少なかったからな〜〜〜)
それで昨日の朝からおもむろに荷詰め作業を始めたのだが、
午後に所用があって2時間半ほど外出したにもかかわらず、
夕方には6割方の荷詰めが終わってしまった。
ううむ。
飛ばしすぎたか?
もっと行けると思ったのだが、あえて自分を抑え、
残りは今日に持ち越すことにした。
詰め終わったダンボール箱は、レンタルベッドなども
返却して空室となった、母、クマ姑の部屋に
どんどん積み上げて行ったので、ダンボール箱の間で
生活しているという図でもない。
しかし、玄関の下駄箱も、4つあるクローゼットの3つも、
床下収納4つのうち3つも、完全にカラ。
なんならベッド下の引き出しも、
リビングの茶箪笥もカラ。わはは。
今日はゆっくり丁寧にキッチン用品と食材、
皿小鉢を箱詰めしようと思っている。
余裕だわあ~。
もったいないから明日休むのやめて仕事しようかしら?
いや。それもちょっとな。ははは。
こうなるとさっさと新居に運び込んで片付けを始めたくなる。
まあそれも二日でやっつけてやろうと思っている。
なぜこんなにもさくさくと事が運んでいるのだろうかと
考えるに、やはり勝因は、このアパートにすべての物を
運び込んで配置したのがそもそも私自身だから、だと思う。
どこに何があるかを熟知しているのはもちろんのこと、
基本的に不要なものもない。
そして、行った先の新居でも、誰に何を聞かなくても、
許可を得ずとも良いという状態で、
自分のためだけに使い勝手が良いように
すべてを配置、収納してしまって良い。
うわあ。
これって天国の引っ越し?
惜しむらくは引っ越し先がまた賃貸物件で、
いずれはそこからまた引っ越さねばいけないと
わかっていることだ。
いつの日か、分譲マンションを購入して
25回目の引っ越しをして、
人生最後の引っ越しはそこから高齢者施設へ、
看取りもしてくれるところを自分で選んで入りたい。
もしもそれまで生きていたら、だが。
きっとその頃にはインターネットの世界も様変わりしていて、
もっともっと便利なことになっているだろう。
そしたらもう私は、バーチャルリアリティの
ヘルメットでもかぶって毎日世界中を駆け巡り、
好きなだけ本を読んで映画を観て歌を聴いて、
「何だか変な人生だったなあ」と思いながら
死んで行きたい。
さて、どうなりますことやら。