店の名はイタリアンカフェ キッキ | 白クマの妻は今

白クマの妻は今

外国の白クマを夫にしたら予想外のイケメン子グマが2匹も出てきた。どぉする?

母、クマ姑がショートステイに出かけ、

私は粛々と仕事に戻ったのだが、その夜はめずらしく

夜な々々国際会議もセッションもトレーニングもなく、

ひとりきりの自由な時間がやってきた。

 

どうしよう?

 

ゆっくりお風呂に入るのはもちろんとして、ご飯どうする?

 

そこではっとした。

 

あ、あそこ行ってみよう!

 

子グマ兄が絶賛して通うイタリア料理の店が

徒歩10分ちょっとのところにあるのだが、

私は一度も行ったことが、もとい、行けたことがなかった。

 

聞いてはいたが、本当にかわいらしく小さいお店で驚いた。

 

大鳥居の駅からトコトコ歩いて7分くらいか?

京急空港線の線路の踏切を渡ってすぐ。

 

踏切の遮断機が降りていて電車待ちをしたのだが

人生で最後に踏切を渡ったのがいつだったか

まったく思い出せず、懐かしくて笑ってしまいそうになった。

 

店の向かい側にはお稲荷さん。<帰りにお参りした

 

メニューはどれもこれもが美味しそうで目移りするばかり。

 

お肉もあるが、子グマ兄も魚貝類にハマっていたようだし、

パスタはやめて本日のカルパッチョと、

牡蠣ときのこのグラタンにしてみた。

赤ワインもグラスで。

 

実に。

実に美味しいではないか・・・。

 

流石は子グマ兄が何度も通うだけのことはある。

 

シェフには失礼千万だろうが、どれもこれも、

フォカッチャのようなパンまでが、

私が作ったかのような味だった。

 

やさしくて、無駄がなくて、

丁寧に素材を活かしたお料理。

 

染み入る栄養。

 

赤ワインおかわりしたいな。

いや、やめておこう。

でもパンをもうひと皿ください。

カルパッチョのオリーブオイルとグラタンのソースを

残さず食べたいのです。

 

この界隈でひとり暮らしができるようになったら

毎週ではなくても、月に何度かは通いたいような店だった。

 

次がいつかはもうまったくわからないけれど、

次回はぜひパスタをオーダーしてみよう。

 

小さなカウンターの隅っこの席が居心地良かったし。

 

そうか。

子グマ弟が来たら一緒に行くのも良いな。

 

5時開店だから、開店直後に行って帰ってくれば、

クマ姑の夕飯時間に間に合わせられる。

 

クマ姑にはひとりで食べてもらうしかないけど、

私と子グマ弟は同じテーブルでフルーツかデザートでも

食べていれば良いのではないだろうか?

 

ぜひ、前向きに検討したい。