クレイグス・リストというのが、こちらでは大変有効に
使われている。
ごく最近、クマ妻も、白クマがこれで車まで売ったり買ったり
しているのを目の当たりにして、色々と物色するようになった。
今日はそれで、探していた家具をひとつみつけ、早速
持ち主に電話連絡して、「見に行かせてください」と伝えた。
白クマも見たいと言うので、子グマたちも一緒に車に乗り込み
（家に残してはいけないから）、車で20分くらいのところに
出かけて行った。
道も間違えずにアパートに辿り着き、車を駐車してさあ
売り主に会いに行こうと、車のドアを開けて出ようとした時、
白クマが「おい、あれは・・・」と言いよどんだ。
すぐ隣に、トラックが止まっていたのだが、
その荷台に、二人掛かりで何かを積み込んでいる人がいる。
あ、あれだ！
クマ妻が、慌てて車のドアを開け、
「す！すみません。それ、もしかして、クレイグスリストに
出ていた家具ですか？」
「・・・そうよ」
う。
5分遅かったのか・・・。
せっかく来たのに、ブツはもう、買われていたのだ。
このウェブサイト、まともなものが、まともな値段で
出品されていたら、一刻を争うのである。
今日の事で本当に良くわかった。
生き馬の目を抜くとはまさにこの事であった。
世の中って、恐ろしいほど「タイミング」だよなあと
クマ妻は時々、ふか～～～くため息をつく。
いつ、どこに、誰と、何の為に、いるか。
そんな事で、残りの人生が変わる事はめずらしくない。
日本では、「沢田研二？え？ジュリー？あの人生きてるの？」
などと言いそうな人たちも、最近は「あらあ～？」と
言ったりしているかもしれないほど、
じわじわと年末のダブルドームイベントに向けて、
広報宣伝がなされ始めたようだ。
一昨日は、NHKのSONGSなる番組に出演。
来週も引き続き登場の予定。
（現在、クマ姑が収録中）＜だからまだ見てない
あ～、どうしよう。
と、クマ妻は実に、今年１月６日の渋谷公会堂での
ライブ舞台上で、ジュリーが「東京ドームで12月3日に
やります！」と宣言した時から、日々、この小さな頭の
「どこか」で悩み続けて来たわけだ。
6月末に帰国した時は、「アナタ、ジュリーの誕生日ライブ
の為に帰って来たんでしょ」と言い切る方が多かったが、
あれは、本当に、恐ろしいほどのタイミングで、
他のすべてが重なったから実現できた事だった。
しかし、その時に買った、シアトルへ戻ってくる為の
航空券は、もちろん往復。＜その方が片道券より安いから
ひとつの願かけのようにして、その、半券の予定は
11月30日を指定していた。
30日にシアトルを発てば、3日にジュリーライブに行ける！
しかし、行った限りは帰らねばならぬ。
この予定を強行する場合、また、帰りの航空券を購入せねば
ならないわけだ。
昨今、ガソリンも高いが、航空券はもっと高い。
料金の内訳の半分以上が燃料サーチャージと税金だ。
なんじゃそりゃ？である。
子グマたちの学校もあるし、どう考えても無理でしょうと
そうあきらめつつ来たわけだが、先日、ふと、
「あの半券は捨てて、こっちからの往復券を買ったら
いくらだんべ？」と思い立ち、ローカル旅行代理店を
チェックしてみた。
すると、成田発で購入するよりも安そうな事が判明。
お金だけの問題でもないんだよなあ～。
と、カレンダーを眺めると、「ん？」。
そうか！
11月末と言えば、サンクスギビングじゃんよ！
アメリカでは、学校も会社も、全国的に４連休である。
しかも、子グマたちの学校は、普通の4連休に続けて、
月曜日までが「学校関係者会議日」とかで休み。
５連休！？
更に、土曜日ごとの日本語補習学校もこの土曜は休み！
うりゃっ！？
と、言う事は、この辺を狙えば、白クマの負担を最小に
とどめて、「クマ妻不在期間」が成立するだろうか？
一度切った電話を再度取り、旅行代理店に電話。
感謝祭を出発日にしてライブの3日すぎまでの日程で
見積もりを出してもらう。
「あ、それから今、我が社ではオープン１周年記念の
キャンペーンを実施中でえ～、ネットでクイズに答えて
いただきますとお～、料金から100ドル値引きいたします～」
まじすか！？
もう、このタイミングでは、クマ妻に歯止めは利かなかった。
それで、暴挙に出た。
「どうせ後悔するならばっ！やらずに後悔するよりは、
やっちまってから後悔するのがクマ妻流だっっっ！」
日本帰国決定。
今回こそは、ジュリーのためだけに！
（BGMは「君だけに愛を」君だけっに～！きゃ～～～！）
ああ、末代まで後ろ指を指されそうだ。
でも、良いの。
本当に、これで最後と思うから。
若気の至りとは言えない年だけれど。
昨年のバカ本の出版に続いて、人生の恥の上塗りだけれど。
全国、全世界のジュリー・ファンのみなさま～！
クマ妻も東京ドーム！参加しま～す！
このニュースをいち早く、東京の母、クマ姑に、と
メールしたら、「呆れたもんだ」と返信が来た。
こんな娘で、すんません。
でも、泊めてね。
ご飯、食べさせてね。
一緒にまた、大江戸温泉、行こうね。＜私信
絶賛！？全国発売中！