しろくまです。(。・(エ)・。)ノ
先日、遠方にお住まいの方とアプリで電話で話をした。
彼は私より少し年上でアプリでは友達を募集しており、メッセージのやり取りをしてていると、彼が電話をしたいと言い出した。
メッセージのやり取りも感じの良い人だったので、私は快諾した。
電話で他愛もない話をして、ゲイあるあるのテンプレ的なお話を人取りした後、迷った挙げ句聞いてしまった。
私「そう言えば、お友達募集ってことは彼氏さんがいらっしゃるんですか?」
彼「うん、いるよ。俺の一個したで、もう12年付き合ってるよ。」
12年!凄い!
私はまだその境地に達したことがないので、その時間の長さの重みみたいなものが、正直わからなかった。
彼「でも、性的なことは最初の2年で終わっちゃったんだよね。」
私「それはちょっと淋しいですね💦」
彼「そうだね、自分は需要がないから外でとかはしないけれど、相手は多分他でそういうのしているんじゃないかな、とは思ってる。」
なるほど。
確かに彼は、アプリのプロフィール欄に彼氏有りとは書いていないものの、純粋な友達募集と書いていた。
彼「彼氏とはもう7月から連絡取っていないんだよね。」
私の友人カップルにもそういう人たちがいた。
お互い離れて暮らしていて、お互いのちょうどいい距離感で付き合っているのだと。
でも、彼はそれを良しと思ってはいなかった。
彼「俺から連絡しても、返事は1日後とかなんだよね。」
私「それじゃあ、今回は返信が1ヶ月前から来ていないんですか?」
彼「いや、俺からも送っていないんだよね。」
一瞬言葉を失う私。
きっかけが無ければ、お互い連絡を取り合わない。
でも少なくとも、この方自体はそれを良しと思っていない。
きっとお互いに言い分はあるだろうし、私は2人の人となりも関係性も全然知らないので、何か意見するの違うと思い、聞くことだけに徹した。
彼「あいつは、友達も多いし色んな人とも会っているから俺の優先順位は凄い低いんだと思うだよね。」
私「それは、彼なりの甘え方なのかもしれませんね。彼氏さんだから、わかってくれるよね?みたいな。
でもたしかにそれが続くと、自分が大切にされていないって思ってしまいますよね…」
彼「そうなんだよね。だから本当に別れようか今考えてるんだ。」
12年の軌跡の終わりの序章を、こんな会ったこともない私に言っていいものなのか。
いや、会ったこともない関係だから言いやすいのだろうか。
きっと彼らはお互いに、何かを期待しているのではないかと思った。
相手がこうしてくれれば続けていきたいけれど、そうでないなら終わりにしたいと。
自分の友だちもそうだったな↓
話が必要なのだ。
相手がこうしてくれれば、こうしてくれないからは、付き合っていると必然と出てくる問題だと思う。
でも、話さないとね。
そして1番は「あなたがどうしたいの?」なんじゃないかなと思ってしまった。
正解はないことって、本当に難しい。
きっと私が思っているような簡単な話ではないとも思うし、かと言って誰かに問題を委ねることも出来ないのだ。
そして彼は、終始良い人だった。
会話の中でとても私を気遣ってくれ、とても優しいのだと思う。
付き合っていくうちに、その優しさは色褪せてしまうのだろうか…
返してもらえなくなるうちに、見えなくなってしまうのだろうか。
12年間も一緒に居たら、きっと不満も増えるだろうな。
でも、前日会った老夫婦みたいな人たちもいるんだよな↓
いつでも優しくありたいよね。
貴方は本当は、とても優しい人だもの。
何かで聞いた言葉。
人は辛い事を沢山経験したから人に優しくできるわけじゃない。
人に優しくされてきたから、人に優しくできるのだと。
前者を否定するわけじゃないが、後者の言葉は言い得て妙だと思った。
動物たちがそうであるように、人間もそうだろう。
長い歳月の先には何がある?
それは自分次第なのだろうか。
誰もが望みながら 永遠を信じない
なのに きっと 明日を夢見てる
それを信じた先に何が見えるんだろうな。
おしまい。