西武新宿線「航空公園駅」に展示されているYS11の公開に行ってきた模様を書いています。
前回に続いて機体内部の様子を。コクピットの画像を並べておこうと思います。
これが戦後ニッポンが作った旅客機のコクピット。今にも動かせそうな気がしてくるくらいに、キレイに保存されていることに驚きます。
なんでも、このYS11にはフライバイワイヤでもなければ自動操縦もないそうです。なので、操縦には力と神経がより必要とされたようです(その辺で説明されました)。もちろんグラスコクピットなわけもなく、ビッシリとアナログ計器が並んでいます。これを見ても、パイロットってとてもすごい職業なんだと思いました(小学生なみの感想)。
是非とも操縦桿を握りたかったのですが、コクピットそのものは立ち入り禁止でしたとさ…(涙目
ま、まあ(そのうち書きますが)このあとF86Dセイバーに乗り込んでその想いを果たしたからいいけどさ…
機長席側から。
窓が開放されて、航空公園駅の緑が覗かれます。
この機体、南方面を向いているので日中は陽射しがたっぷり注がれるんです。
コクピットの側面を見ると、正面ほどに計器など装備はないのがわかります。何かこう、シンプルですよね。
お次は反対側。
こちらは側面に、何やらレバーやスイッチそれに計器もあります。こちらが副操縦士席でしょうかね。
それにしても、予想したより狭いコクピットです。一式陸攻とかと、そう変わらないのではないでしょうか(もちろん、一式陸攻は実機を観たわけではないですが)。
最後にもう1回、正面から撮ってみました。
現代と違ってGPSとかそういうのもない時代に作られたものでしょうし、また上述のように操縦も大変そうだったし、何だか運行するのが大変そうな気がします。
コクピットの印象として、何だか日本軍機に通じるものがあるデザインや構成だな、と。計器の集中しているところや、スロットルの位置そして意外に狭いことなど。上にも述べましたが、何だか一式陸上攻撃機を思い出します。
こうしたものが戦後割とすぐ、一旦取り上げられた航空技術の遅れを取り戻さんとばかりに粋を尽くして作り上げられたことを思うと、感慨深いものを覚えます…て、浸っている間もなく後ろから急かされるわけですがw
最後に、YS11の機体周辺を掲載しておきます。