リヴィウ ウクライナにデヴュー! | シロネコアルク。

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新婚旅行で地球一周した夫婦の、長野移住生活。

日本(2017年4月24日から)→中国→ベトナム→タイ→カンボジア→インドネシア→スリランカ→ヨルダン→エジプト→ギリシャ→ブルガリア→ルーマニア→ウクライナ(現在地・12ヵ国目)



9月19日現在。


ウクライナのキエフに居ます。

15:22発で、22:05着。
長いこと電車に揺られ続けました。。

寝る支度を整えて、今0:30。

おやすみなさい。。


の前に今日のことメモ。


ちょっと窮屈な三人掛の対面式で、快適さとか考えてないあたりもソ連ポイント100点。

キエフ駅の豪華さ、デカさに到着早々に驚かされ、ウクライナ首都の威厳を感じました。

駅チカの宿も快適で、予約しといて良かった!

男女別のドミトリーで、ウクライナでは妻とは別々の部屋が続いてます。

今日もよく眠れそう!


‥就寝前ジョークだって‥




今回はウクライナ、


リヴィウの思い出です。

今日の電車移動中に妻が書きました。
僕は少しだけ。

9月7日〜9月16日


1フリブニャ=4.2円





ウクライナ入国の日。よく歩いた日でした。

中国→ベトナム以来となる、徒歩での国境超えです。


ルーマニアの国境沿いの町まではバス移動。

小雨が降る中、町から国境まで約2km。
ウクライナに入ってから駅までも約2km。

大荷物があるから歩き応えがあります。



国境を越えたら、時代が戻った!!
未舗装のガタガタ道、水溜り、野良犬…

ここはヨーロッパ最貧国。

アジアを思い出した。





国境近くの駅から電車に乗るつもりが、18km離れた隣の駅からじゃないと電車がないと言われる。
隣の駅へバスで行けると教えてもらった。
英語通じないので筆談です。

でも、駅で教えてもらったバス停の場所が違う。
今度は英語堪能なお兄さんに聞き直しました!

やっとの事で到着したバス停でまた英語が通じない。
筆談でバスの時刻を書いてもらうと、もう過ぎた時刻…

困ったなぁ……。。

あ!バス来たー!


予定時間過ぎるの、当たり前だもんね。
遅れててラッキー!

すごく古いおんぼろバス。
ガタガタ道で揺れまくるバス。

ここでも英語が通じなかったけど、バスの乗客みんなが理解しようと親切にしてくれた心温まるバスでした。

トレイン!トレイン!
シュッポシュッポ!って動作で通じた。

ウクライナ人、好印象!


そこからは、中国ぶりの寝台列車。


時速約30Kmでガタンゴトン…

指定席の座席を見つけて、布団とシーツをセッティング。
寒かったので、さらに寝袋にも入る。

薄暗く、ジメッとした雰囲気の車内。
これがソ連風ってやつかぁ。

買っておいたパンをかじって、体が温まると眠くなる。

浅い眠りでウトウト。

18:30出発、6:05到着。




2人とも楽しみにしていたリヴィウの街。

宿は初日2泊が監獄をモチーフにした宿、
その後は、旧市街地内の宿に7泊。

見どころ満載のリヴィウ。
博物館や教会を見に行ったり、土日はフェスティバルやってて、音楽聞けたり。

毎日飽きずに楽しめました。


ここでゆっくりした事と言えば、

かわいいカフェに毎日通う。
なんと、コーヒーとケーキで68円!
でも安心のヨーロッパクオリティ。

昼からビール。
青空の気持ちいいテラス席で、ウクライナ美人さんを眺めながら。
1杯80円!

バーでチェリー酒を飲んでみたり、
老舗のコーヒー屋さんではブランデー入りコーヒーを飲んで、大人の味に感動したり。


食事も観光!
なんでも安いからやっと羽根が伸ばせる!



それと、大好きな雑貨屋さん。
雑貨屋さんの店の外観から売ってるものの全てが可愛すぎて、居るだけで幸せでした。
可愛いものに囲まれると女の子は幸せになるんです。






プザタハタというチェーン店のレストラン。
日本語訳は「満腹の館」というらしい。
これが安くて美味しい!

いつも混んでいる大人気のレストラン。

ビュッフェスタイルで好きなものを取って、取った分だけお金を払うスタイル。
だいたいこれで1人100フリブニャ前後。

ここでは本場のボルシチを食べたり、見たことない料理にも挑戦できました。

料理の名前も値段も分からないけど、見た目と勘で注文!






マゾヒストの由来である、マゾッホ伯爵。
自身の実体験を活かした小説を世に送り出した真の変態紳士。

彼のズボンにはポケットが開いていて、中を覗くとあれが見える。
老若男女にあれを触ってもらえる像を建てられるなんて、彼の魂も震えて喜んでいるだろう。


だがこの少女は、祖母に手を入れるよう言われても頑なに拒んだ。

少女の純真が眩しかった。





兵器博物館は夫の趣味?で。

夫が解説してくれたので、わたしも夢中で見学。2人で楽しめました。

鉄砲、刀、剣、盾、ヘルメット、火薬入れ、金棒、串刺し棒、メイス、、

博物館内は小さいけれど、展示物は多かった。

アフリカの民族武器の槍と盾も。
日本の鎧と刀もありました。兜は無かった。

ウクライナ人が真剣に日本の兵器を眺める姿を見て、ちょっと嬉しく思いました。


でも夫は「中世騎士の武器と言えばランス!!何故無い!?」

わたしには分からないことで不満を残したようです。




丘があったので、散歩がてら登ってみる。

上から眺めると、旧市街と新市街の街並みがよくわかる。

景色のいい場所は気持ちいい。


帰り道は別のルートで下ってみることに。
すると、こんな人と出会いました。


ちょっとイエス様が転んでたのでお手伝い

よいしょ



金曜の夜から週末のフェスティバル。
ポーランドの観光誘致のお祭りでした。

音楽聞いたり、ダンス見たり。
昼も夜もいつも何かしらステージでやってました。


華やかでいい街だなぁ。



立派な外観。
ここでオペラ見るぞー!




人生初のオペラは、『シンデレラ』

初心者なのでストーリーがわかるものを選んでみたのですが、会場は子供たちがいっぱい!
“超”初心者向けでした。

なぜか唯一ハリボテで登場するカバの謎キャラクターや、子役の天使たちのあどけなさ!
可愛すぎてずっと笑ってました。


生演奏、生歌、立派でした。
あの美貌と美声は羨ましい。。


オペラがこんなに安く、カジュアルに見れるなんて、良い体験です。
170フリブニャ。



ヨーロッパはすっかり秋です。

夫はまだ半袖、短パン。
「涼しいから靴下履いてるの。偉いでしょ。」

なんて言ってる。
わたしが言ったからスニーカーも履いてるんですけどね。

もう街の人コート着てるのに。

本当に暑いみたい。
相変わらず、健康的でたくましい!



入場料20フリブニャ。
東欧一美しい墓地と言われてる場所。

観光地と言っても、やっぱりお墓。
気分のいいところではないです。


子どものお墓かな。
お母さんが寄り添っている。


悲しい表情で泣いているお墓もありました。
そんなに悲しまないでもらいたいなと思ったり。

故人の像が彫ってあるお墓が多く、わかりやすい。
夫婦仲良く入ってるお墓も。



お墓は、それぞれ懸命に生きた人生が集まる場所。
「僕らもしっかり生きましょう」と夫から。




夫は4D映画を観にショッピングモールへ、
妻はカフェでケーキを食べに。

各々、一人の時間を楽しむ。

この写真は夫が映画館まで行く途中、見たものだそう。

このユルキャラみたいな像はなに?
サル?おじいちゃん?


夫が観たのはホラー映画『It』。
(日本では11月に公開されますよ。)
楽しかったみたいで、詳しく聞かせてくれました。170フリブニャ。

動く座席に、風吹く館内。
眼鏡泣かせの雨演出などなど。

時間の都合でウクライナ語吹替版を見たそう。



ツアー客がたくさん訪れていた、丘の上の教会。

後ろで静かにお祈りする姿を眺める。

教会はどこも緊張感のある神聖な場所。


この写真は公園のベンチから撮ったもの。
この旅のこと、
わたしたち2人のこと、
夫の思いを聞けた場所。





この公園の裏に宿がある。
噴水で遊ぶ子ども。
ベンチでくつろぐ人。
キックボードで走り回る子ども。


近くにはカフェ、売店、アイスクリーム屋…
リヴィウいい街です。


このベンチでもいろいろ語り、旅の目的を再確認。

一生の思い出作り。
2人で仲良く楽しみましょうね。