スルデシュティ 木だけで造った教会。 | シロネコアルク。

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新婚旅行で地球一周した夫婦の、長野移住生活。

日本(2017年4月24日から)→中国→ベトナム→タイ→カンボジア→インドネシア→スリランカ→ヨルダン→エジプト→ギリシャ→ブルガリア→ルーマニア→ウクライナ(現在地・12ヵ国目)



9月13日現在。


ウクライナのリヴィウに居ます。


ヨーロッパ一物価の安い国ウクライナ。

我々は目指したオアシスに辿り着いたのです!


ギリシアとブルガリアとルーマニアと、
駆け足で抜けて来ました。

ヨーロッパは本当に高い。お高い。


しかしこの国、ウクライナは政情の不安定さによって通貨価値が暴落しています。

なんでも値上がりして行くこの時代に、我々は資本主義社会の横暴さと安らぎをここで感じています。






今回はルーマニア、


日帰りスルデシュティの思い出です。

今回も妻が書きました。


9月5日


1レウ=28.6円(複数形でレイとなる)





スルデシュティ

世界遺産の木造教会がある、長閑な村。

言い難い地名は覚え辛い。
ブログ書く前に調べ直しました。


宿のあるバイアマーレからバスで向かう。

宿のおばちゃんが時間を調べてくれて、ほんわかしたおじちゃんがバスターミナルまで車で送ってくれました。
英語通じないけど、親切にしてくれた宿のご夫婦。
ムルツメスク!ありがとう!


でも9:15にバスが出ると言われてたけど、わからない…

10:30のバスを見つけて乗車。

帰りのバスの時間もしっかりチェック!
したんだけど…


バスに揺られて11:15に到着。
こんな田舎で降りるのはわたし達2人だけ。

到着したら帰りのバス停の場所もチェック!
したんだけど…


帰りのバスの時間上、
この街の滞在時間は、2時間30分。

村の名前は忘れても、ここで見た長閑な景色はしっかり覚えています。


教会と墓地。
あまりにも美しくてしばらくぼーっと眺める。

山が近い為か、かなり寒かった。
空気がきれいに澄んでいるのがわかる。





わんわん吠えられながら街歩き。
番犬ご苦労さまです。


牧草タワーだ!

これはまだまだミニサイズ。
どうやって積み上げたのかわからないくらい大っきいのもありました。

僅かに牧場の匂い。





トコトコ…

てくてく…



道端のぶどうをこっそりつまみ食い。
チェリーもミニリンゴもパクり。

でも家の人がわたしの収穫作業を見ていたようで、夫は同類だと思われたくないと離れて行きました。

最近の妻は夫にペット扱いされてます。

人間とペットの違い?





木造教会に到着!

美しい、長い、高い!

今までの教会とは全然違う。
古いのに、新鮮。

古いからこそ、新しく美しい。




隣に管理人小屋があって、開けてくれました。

わたしは入れるなんて思ってなかった!
(夫は下調べ済みで知ってました。)

でも有料になってたのは初耳。5レイ。




厳かな雰囲気。

きらびやかな内装。

伝統的な刺繍がとってもきれい。






古びた木に残るキリストの絵。

壁も天井もぎっしり描かれています。

なんで古くてボロいのに美しいと思うんだろう?と夫に聞いたら、
「祈りを込めて作ったからだよ」と。

中での写真撮影は5枚までならOK。





12時の鐘の音を聞きながら、教会の周りをぐるり。

なかなか鳴り止まない。
5分ほど続いた。


そろそろバス停に戻らないと、バスに乗り遅れちゃう。





お花がいっぱい。きれいに手入れされています。
ヨーロッパではこんなお家よく見かけます。

素敵なおうち。





ここに実家無かったっけ?

夏休みに遊びに行かなきゃ。


妄想が、捗ります。






途中の教会。
これも屋根以外は木造?

とても小さいけれど、やっぱり美しい。

祈りが込められているもんね。






帰りのバス停。

パンをかじりながら座って待つ。。


田舎の直線道路。ビューンとスピードを出して通り過ぎていく車。



…ん!?あれ?!
バイアマーレ行きって書いてあった。


でも猛スピードで素通り…!


手を振り、ダッシュで追いかけるわたし。

もちろん気づかれず、、
2人ポツーンと置いてけぼり。。


この国のバスはどうなってるんだ…
途方にくれてヒッチハイクか?とも考えた。

バス停の隣にお姉さんが居たので、バスは無いのか聞いてみる事に。

なんと、そのお姉さんも同じくバイアマーレに行きたいと言っていた。
「車を待っている」と言うから、
わたし達ももう少し待ってみることに。

車、来た!

古い、おじさんの乗用車。
お姉さんはバスじゃなかったのね。

でもお姉さんが説明してくれて、わたし達も乗せてもらえた!

ラッキー!!


よくわからないけど、UBERかな。

降りる時はお姉さんに習い、チップ?を渡す。20レイ。
バスより若干安くかったしまぁいいか!






バイアマーレの街に戻ってこれたー!
ほっと一安心。

バイアマーレの教会も屋根が銀ピカ。

教会にも地域性があることに気づきました。





バイアマーレの街を散歩。

さっきまでのスルデシュティとは大違い。


大きなショッピングセンターをぶらぶら。

一階のスーパーで買ったケーキがすっごく美味しくて、安くて感激したなぁ。
さすがヨーロッパ。






程よく自然があり、
大きなショッピングモールがあり、
過ごしやすそうな街。


ですが、、
お金ちょうだいと後をついてくる子どもがいたり。
中には小さい子どもを抱えた若いお母さんもいたり。
ゴミ箱をあさる人を多く見掛けたり。

特にバスターミナル周辺は無法地帯で
なにかの中毒症なのか、タバコらしきものを求めてわたし達の周りに集まってくる怪しい人たちがいたり。


ルーマニア、こういう街もあるんです。


ウクライナに移動します。