刺繍作品
「夜を唄う」
眠る森に住む一匹の狼「シンラ」の囁くような歌声は
風に乗って毎晩森の木々達を
静かな夢の世界へと誘うのだった
ここ最近ずっと制作していた刺繍作品が漸く完成しました。
7月にコロナになって夜に症状が悪化する日が多くて、眠れない日が続いた時に考えていた作品です。
いつも刺繍枠付きの作品の時は、刺繍作品に合った柄の布を張っていたのですが、今回の作品に合う布を見付ける事が出来なくて(一応何個か購入したけどしっくり来ず。。。)それならば以前から一度挑戦してみたかった「全部刺繍して仕上げる」作品を作ろうと思って制作を始めました。
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背景は黒い布に刺繍していますが、夜空の暗い部分も全部刺繍しています。
ただ黒一色で刺繍するのではなくて暗い中にもグラデーションが生まれるように刺繍しました。
月明かりの部分はぼんやりとした光を表現する為に細かくフレンチノットステッチを施しています(ここもグラデーションになるように頑張った)
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一匹の狼シンラの服も眠る森と月明かり、それに蝙蝠の柄になっています。
洋服部分もかなり細かい刺繍の連続でしたが素敵に仕上げる事が出来ました＾＾
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サイズ感はこんな感じ。
因みに刺繍枠もアンティーク調になるようにペイントしています。
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メインの狼をつける前の段階。
今回最終的にどの部分に狼がおさまるのかはその時の感覚に委ねようと思ったので、隠れるかもしれない部分もしっかりと刺繍しました(こういう「最終的に無駄になってしまうこと」をよくやってしまう笑)
狼の取り外しは出来ないので、隠れてしまった所はもう見れません。
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見える部分全部を刺繍する。。。というのは初挑戦でしたが、刺繍制作において凄く作品の幅が広がる経験だったなと思います。
「夜を唄う」は年内に開催予定の個展にてお披露目します＾＾
お楽しみに〜♪
では、ここからは「夜を唄う」の制作経過の写真などを。
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今回は「眠る森」ということで、色で「森が眠っている状態」を表現してみました。
色んな色を使いたい所をグッと我慢しました笑
しかし、あまりにも単調な色になるのは面白く無いので、出来る限り色んな色を使いつつ「眠っている感じ」を表現しました。
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夜空の暗い部分も1針1針刺繍しています。
綺麗にグラデーションになるように頑張ったけど、どうだろうか？？？
雲はビーズで表現しましたが、月明かりに照らされている感じが出るように様々なビーズを使用しています。
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眠る森の裏側。
「裏側まで綺麗に！」なんて気持ちは無いので、糸が大混雑しています。
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今回の制作で結構グラデーションをする事が多くて、以前に使っていた25番刺繍糸の色見本ではボロボロすぎて色の確認がし辛くなっていたので、新しく作り替えました(以前使用していた自分で作った色見本は10年位使っていた)
私はコスモ・DMC・OLYMPUS・anchorの刺繍糸を使っているので、ごちゃ混ぜの色見本です。
作り直すのに丸一日掛かってしまったけど、とっても見やすくなりました＾＾
最後は日本画進捗。
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此方はそろそろ着彩に入らないとヤバいのですが、骨描きがなかなか終わりません😂
にしても毎度思うけど、コレを塗るのか。。。(大変だろうな・・・)と思いながら描いています笑
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【展示情報】
・年内に個展開催します(詳細は日にちが近付いたら告知致します。)
【オンラインショップ】
現在online shopは準備中です。
【その他】
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