伊那の「地ワイン」と「地ジビエ」を堪能 | 城取博幸のスーパーマーケット見聞録

城取博幸のスーパーマーケット見聞録

城取博幸が国内外のスーパーマーケットを回り、ヒットしそうな商品紹介を
して行きたいと思います。

5月の中央アルプス駒ケ岳

残雪はあるがロープウェイで頂上付近まで登れる

 

4月の小学校、中学校のクラス会があった

同級生がブドウ園を経営してワインを販売している

会場で試飲をしてみるととても飲みやすいワインであったので購入した

「ヤマ・ソービニヨン 2022」だ

ぶどう畑を見せてもらう

キレイに整備されている

草刈りはロボットがやっているらしい

この苗が「ヤマ・ソービニヨン」

2022年と2023年のワイン

ぶどう生産者は「中村農園」長野県伊那市西箕輪

ここで醸造しているわけではない

ヤマ・ソービニヨン

「山ぶどう」×「カベルネソービニヨン」=「ヤマ・ソービニヨン」だ

 

 

伊那ワイン工房

長野県伊那市美篶上川手5795

中村農園の「ヤマ・ソービニヨン」のワインをつくっている醸造所

販売しているワイン

信大おいしいお酒応援

醸造所

隣のぶどう畑

社長の田村純氏が丁度草刈りをしていた

田村社長は松本市出身 

30年以上ワイン造りの経験を持つ

2014年伊那市に夫婦で小さなワイナリーを営む

地元で収穫したぶどうを100㎏単位で委託醸造している

「ぶどうの木3本あればワインがつくれる」という

少し興味をそそられる

山葡萄のワイン 2022を購入

長野県産の「栽培山葡萄」を使用

山葡萄は酸味が強いため肉料理や中華料理に向いているという

山育ちの私には向いているワインだ

信州産の山葡萄と信州産のジビエを試してみたくなる

 

同じ伊那市にある「信州高遠ジビエ加工センター」

住所 長野県伊那市高遠東高遠1657-1

ここは罠にかかった鹿のみの加工を行っている

洗浄室

まずここ汚れを落とす

皮を剥ぐ

当日は5頭の鹿を処理したという

手前に鹿の毛皮

大腸は紐で両側を縛って切り離し排泄物による大腸菌汚染を防ぐ

内臓摘出

電解水による殺菌

冷蔵庫

処理した鹿はまだ温かい可能性があるので冷蔵庫でしっかり冷却する

カット室

ここで骨や筋を取り、即座に冷凍する

奥に見えるのは真空パック機とエタノール冷凍機、ラベル発行機

出荷室

冷凍品またはドライ食品で出荷される

「これだけの衛生管理であるから「鹿刺し」でも食べられますか

と聞くと

「安全上家庭ではお勧めしない」と言う

内臓は乾燥してペットフーズに

これも人が食べられない訳ではない

鹿肉のメニュー提案

 

 

ロース肉(両側)ともも肉(中央)

もも肉はまたの機会に

鹿肉に家で採れたローズマリーとパセリ(パセリもハーブ)、にんにく

鹿肉に載せて

オリーブオイルを加えて冷蔵で3日間マリネ

こうすることで冷凍肉がしっとりする

漬けておいたオリーブオイルを温めニンニク、ローズマリー、パセリで香りを移す

鹿肉の6面を強火で焼く

取り出してアルミホイルで包み15分寝かせる

再び焼いてまたアルミホイルに包み肉を落ち着かせる

その間にフライパンに残った肉汁に赤ワイン、バルサミコ酢、醤油、はちみつ、粒辛子を加えてソースをつくる

野菜オリーブオイル、塩コショーをかけ電子レンジで加熱してから魚焼き機で焦げ目がつくまで焼く

バー二ャカウダーソースとよく合う

 

完成

鹿肉の下に敷いたのは「行者にんにく」

アクセントに自家製の「山椒の実醤油漬け」をトッピング

地ワインと地ジビエをいただく

「地産地消メニュー」が完成した

至福のひととき

 

「とうもろこしごはん」をつくる

これを2合のごはんに混ぜるだけ

これは便利だ

塩分はそれほど強くないため好みで味付け

バターコーンご飯とインスタントのオニオンスープ

バター醤油が最高

他の混ぜご飯のように完全に味付けをしていない

最後の仕上げは各家庭に任せている

残りは塩を振っておにぎりに

さらに

鹿肉を載せて「鹿肉丼」

これもなかなか食べられないメニューだ

地元で育ったぶどう、地元で捕獲された鹿

家庭菜園で育った野菜を使った料理を、地元で育った人間がいただく

最高の贅沢だと思う

勿論妻の協力があってできたこと

焼き方はレアだが妻もよく食べてくれた

これは我が家の特別メニューに加えたいと思う

妻といい時を過ごした

 

夏に子供夫婦が来たらまた作ろうと思う

孫は別メニューを考えている

 

次回は「端午の節句」の行事食を特集します